今日2日、近畿ではこの秋一番の涼しい朝を迎えた所が多く、大阪では112日ぶりに最低気温が20℃を下回りました。それでも平年よりは高く、この先も秋の深まるスピードは遅いでしょう。最高気温が30度近くになることもあるため、引き続き、暑さに気を付けて、無理のないようお過ごしください。
●今日2日の近畿はこの秋一番の涼しい朝
放射冷却などの影響で昨夜から今朝にかけて気温が下がり、今日2日の近畿は多くの所で、この秋一番の涼しい朝を迎えました。最低気温は、大阪で19.6℃、京都で18.0℃、奈良で16.7℃となり、いずれも今シーズン最低を記録。大阪で気温が20℃を下回ったのはこの秋初めてで、6月12日以来、112日ぶりです。なお、近畿のアメダス64地点で、今朝、最も気温が低くなったのは高野山(和歌山)で、最低気温は11.5℃でした。
今日2日の日中は、30℃には一歩届かないものの、最高気温が29℃くらいになる所が多く、朝と昼の寒暖差が大きくなる見込みです。服装で上手に調節するとともに、昼間は暑さに気を付けてお過ごしください。
●明日3日～9日(木) 前半は雲が多く所々で雨 後半は秋晴れの日も
明日3日から6日(月)の近畿は、前線や湿った空気の影響で、雲が広がりやすい見込みです。明日3日の午後は、東よりの風で湿った空気が流れ込みやすい南部を中心に、雨が降る所があるでしょう。4日(土)から5日(日)は、湿った空気の流れ込みが強まり雨の範囲が広がる見込みです。6日(月)は、前線の影響で日本海側ほど雨が降りやすいでしょう。その後、7日(火)は天気が持ち直し、9日(木)は秋晴れとなる所が多い見込みです。
最高気温は30℃には一歩届かないものの、10月上旬でも30℃近くまで気温の上がる日があるため、引き続き暑さに気を付けて、無理のないようお過ごしください。最低気温は、今朝ほど下がることはほとんどなさそうです。ただ、晴れる日ほど、朝と昼の寒暖差が大きくなるためご注意ください。
●10日(金)～15日(木) 朝晩は涼しくなるが秋の深まるスピード遅い
10日(金)から15日(木)の近畿は、これまでに比べ朝の気温が20℃を下回る所が増えるでしょう。最低気温が、大阪で18℃、奈良では15℃くらいになる日があり、朝晩は秋らしい涼しさとなる見込みです。最高気温はあまり大きく変わらず、大阪では28℃くらいになる日が多いでしょう。
この時季の大阪の平年値は、最高気温で24℃台、最低気温で17℃前後なので、それに比べると、この先も気温の高い日が多く、秋の深まるスピードは遅い見込みです。ただ、それでも少しずつ季節は進むため、晴れの日を活用して、秋服や厚手の布団の準備を進めておきましょう。
