
今日22日朝の近畿は、大阪で13.0℃になるなど、多くの所で今季最も低い気温を記録しました。日中も、冷たい雨などの影響で気温の上がり方は鈍く、今日22日は晩秋から初冬の肌寒さとなるでしょう。また、来週は北よりの冷たい風が吹いたり、再び気温が低くなったりするため、天気予報をしっかりチェックして、服装選びに役立ててください。
●今日22日朝 近畿は多くの所で今季最も低い気温を記録
今日22日の近畿は、今季最も低い気温を記録した所が多く、空気がヒンヤリとした朝を迎えました。最低気温は、大阪で13.0℃、神戸で14.5℃、奈良で11.3℃を観測し、近畿で最も低かったのは高野山(和歌山)の6.3℃でした。大阪と神戸で15℃未満となったのは、この秋初めてで、大阪は5月27日以来、神戸は5月13日以来、約5か月ぶりに15℃を下回りました。
●日中は晩秋から初冬の肌寒さ
今日22日昼前の近畿は、広い範囲で冷たい雨が降っています。このあとは、北部では次第にやみますが、中部では夕方にかけて、南部では夜にかけて雨が降るでしょう。
今日22日は、冷たい雨の影響で、日中の気温の上がり方が鈍く、最高気温は16℃前後になる所が多い見込み。十津川村風屋(奈良)は最高気温でも12℃の予想です。昨日21日より3度前後低い所が多く、晩秋から初冬の肌寒さとなるでしょう。体が冷えないよう、昼間も暖かい服装でお過ごしください。
●26日~27日は北風強まる 28日から再び気温低下
明日23日と24日(金)の朝は、今朝と同じくらいヒンヤリする所が多いでしょう。一方、日中の最高気温は20℃以上になる所が多く、朝と昼の寒暖差が大きくなる見込みです。
その後は、26日(日)から27日(月)にかけて北よりの風が強まるでしょう。近畿で「木枯らし1号」が吹く可能性もあります。冷たい風の影響で、気温の数字よりも寒く感じられる可能性があるため、服装選びに注意してください。28日(火)は、冷たい空気が流れ込み、最高気温、最低気温ともに低くなるでしょう。
なお、「木枯らし1号」とは、晩秋から初冬にかけて吹く、そのシーズン初めての強い北よりの風のことです。
近畿地方での「木枯らし1号」の発表条件は、
・霜降から冬至の期間
・西高東低の気圧配置
・北寄りの風が8メートル以上
とされています。
●予想気温を確認して、服装選びの参考に
気温20℃から25℃は、多くの人が過ごしやすいと感じる気温で、長袖シャツ1枚で過ごすことができます。20℃を下回ってくると、空気がヒンヤリ感じられるようになり、長袖シャツにカーディガンを羽織るなど、重ね着や必要となってきます。さらに気温が15℃未満になるとセーターなど厚手のものが活躍し、10℃くらいは空気が冷たく感じられてトレンチコートなど薄手のコートが必要になります。この先は、長袖の上に羽織る物を、日によってカーディガンやコートなど使い分け、朝と昼の気温差が大きい日は脱ぎ着して調節できるようにするのがおすすめです。
※人によって暑さや寒さの感じ方は異なるため、あくまで目安とお考え下さい。
