
明日11日は北海道や東北では地震後、初めての大雪や猛吹雪となります。明日午前は東北北部は雷雨となり、北海道は午前から山沿いで大雪の恐れがあります。午後は各地で北風が強まり、12日(金)にかけて猛吹雪になる所があるでしょう。気温も急激に下がり、12日(金)は日中も広く真冬日の予想です。断水で給水所からくみ置いた水も凍ってしまうかもしれません。段ボールなどで保温するとよさそうです。
●明日は雷雨から猛吹雪へ 屋外の作業は天候悪化に警戒
明日11日は低気圧や前線が北日本を通過します。東北北部は午前中は短時間の強い雨や落雷、突風に注意が必要です。北海道は沿岸を除いて雪や吹雪で、大雪山系などは大雪の恐れがあります。
午後は冬型の気圧配置に変わり、真冬でも年に何度もないような強い寒気が入ります。東北も広く雪に変わり、風が強くふぶくでしょう。地震の揺れで建物の傷んだ部分があるかもしれませんが、飛ばされそうな物は回収したり、固定しておくとよさそうです。
●寒さの底は12日頃 14日からも冬の嵐に
12日(金)にかけて強い風に注意・警戒が必要です。雪は次第に弱まりますが、沿岸は何かにつかまらないと立っていられないくらいの風が吹き荒れそうです。この強い風が寒気を引き込み、最高気温は日中も広く氷点下の真冬日になるでしょう。
その後も短い周期で低気圧が通過するため、14日(日)から15日(月)も雨のち雪や吹雪で、風が強まり大荒れとなる恐れがあります。最新の気象情報を確認してください。
●後発地震への備え 体温を調節するポイントは
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されるなか、冬に停電した場合に体温を調節するポイントです。
首の後ろや脇の下、尾てい骨の周辺を温めると、体が温まりやすいとされます。
カイロやマフラーなども避難時にすぐ持ち出せるように避難グッズに入れておくとよさそうです。
●水道管が凍る冷え込み くみ置き水も段ボールなどで保温を
厳しい冷え込みが予想されるため、水道管の凍結も予想されます。普段と違う避難所で生活することになった場合は、屋外の水道管などが凍結しやすいかもしれません。水道管に布などを巻いて保温したり、水抜きをしておくとよさそうです。
また、断水で給水所からくみ置きした水も氷りやすくなります。容器は段ボールや発泡スチロールなどで保温したり、冷えやすい部屋の北側ではなく南側で保管したりすると良いかもしれません。水は小さなペットボトルに小分けにしておくと、万が一凍ったあとも扱いやすそうです。
●18日(木)以降 しばらく穏やか
18日(木)からは、しばらく強い寒気の南下は予想されていません。晴れ間の出る日もあって、復旧作業がはかどりそうです。
今後も最新の予報を確認するようになさってください。
