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12日は北日本で猛ふぶきや警報級の大雪か 来週にかけて寒気居座る 真冬並みの寒さ


12日(金)は真冬並みの寒気が流れ込み、東北や北海道を中心に猛ふぶきや大雪のおそれ。14日(日)は雨のち寒気。来週の半ばにかけて、しばらく寒気が居座るため、晴れる太平洋側でも師走らしい寒さが続きそう。体調管理にご注意を。

●寒気が南下 大雪や寒さの原因に

来週のはじめにかけて、上空に寒気が流れ込むタイミングが2回あるでしょう。日本海側を中心に雪をもたらし、寒暖差が大きくなりそうです。

1回目は、明日11日(木)夜から12日(金)にかけて。前線が通過したあと日本海側から冷たい空気に入れ替わり、12日(金)は上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が北陸や関東付近まで流れ込むでしょう。真冬並みの強い寒気で、平地で雪が降る目安です。東北と北海道にはマイナス12℃以下の寒気が流れ込む予想で、警報級の大雪になるおそれがあります。

2回目は、14日(日)に低気圧が通過したあと。12日(金)よりも南まで寒気が流れ込み、数日間居座るのが特徴です。

●12日は猛ふぶきや大雪のおそれ

明日11日(木)は、日本海側を中心に雨や雪が降るでしょう。北海道は降りだしから雪になりそうです。東北は雨や雷雨で、夜は雪の範囲が広がるでしょう。12日(金)は北陸の平地も雪の降る所が多く、東北や北陸の山沿いの多い所では70センチ以上の雪が降る予想です。短時間に積雪が急増するおそれがあり、車の立ち往生やスリップ事故などに十分ご注意ください。11日(木)午後から12日(金)にかけては、北海道と東北の太平洋側にも雪雲が流れ込むでしょう。関東甲信や東海の山沿いでも雪が強まる時間がありそうです。

また全国的に風が強まるでしょう。12日(金)は北海道や東北の日本海側で猛ふぶきとなり、見通しがきかなくなることも考えられます。晴れる太平洋側でも東北では暴風となる可能性があるため、最新の情報を確認してください。

●13日~14日は太平洋側も雨 関東は雪?

13日(土)から14日(日)にかけては、列島を挟むように低気圧が発達しながら進む予想です。13日(土)は西から雨の範囲が広がり、夜は東海や関東付近まで雨雲がかかるでしょう。気温が低い時間帯のため、東海と関東甲信の内陸部は、雪になる可能性があります。気温次第ですが、関東や東北の平地でも雪の降る時間帯があるかもしれません。

14日(日)の日中になると九州から関東は天気が回復しますが、山陰など日本海側は断続的に雨が降るでしょう。北陸と東北は雨や雪が降り、北海道は広く雪が降りそうです。15日(月)以降は山陰から北陸は雨が降りやすく、山沿いを中心に雪が降るでしょう。東北と北海道は断続的に雪が降りそうです。

●12日以降は寒さが続く

寒気の南下に伴って、気温の変化も大きくなるでしょう。

明日11日(木)の日中は南よりの風が強まるため、最高気温は福岡で18℃、大阪で17℃と、曇りや雨でも気温が上がりそうです。12日(金)は寒気の影響で、日差しがあっても気温はあまり上がりません。大阪や名古屋、東京都心は10℃、仙台は3℃と、前日との差が大きくなります。札幌は一日を通してマイナス5℃前後と、凍てつく寒さでしょう。

13日(土)は、寒気が残る関東で気温が上がらず、東京都心の最高気温は9℃予想。今シーズンまだ10℃を下回った日はなく、真冬のような寒さになるでしょう。14日(日)以降も、朝晩は内陸ほど冷え込み、日中も師走の寒さが続く所が多くなりそうです。しっかり防寒をしてお過ごしください。

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