
今日16日の道内は残暑が厳しく、苫小牧では午後3時までの最高気温が29.3℃など30℃に迫る暑さとなった所がありました。明日17日の道内は、午前は激しい雨に注意ですが、午後には天気は回復し、北から冷たい空気が入ります。明後日18日以降は全般に気温が平年並みに戻り、平年より低い日もある見込みです。日ごとの気温差や朝晩の気温差が大きくなるため、服装で調節するなど体調管理に注意して下さい。
●今日16日は季節外れの暑さ 湿度は低めでカラッとした陽気に
今日16日午後3時までの道内の最高気温は、平年より6度ほど高い所が多くなりました。道内で最も気温が高くなったのは苫小牧で29.3℃と、9月中旬にして真夏日に迫り、苫小牧では9月の後半としては統計史上1番の気温の高さとなりました。
そして内陸を中心に湿度は低めに経過しました。帯広では午後3時までの最小湿度が23%と、9月としては統計史上6番目に低くなりました。札幌でも25%と今年2番目の低さとなり、大きい洗濯物もよく乾く日和となりました。
●明日17日は激しい雨のおそれ 雨が上がった明後日18日以降は秋の空気に
明日17日は、北海道付近を寒冷前線が通過し、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。そのため午前は道内広い範囲で雨の降る時間があり、局地的に雷を伴って、道北や道央では1時間に30ミリとバケツをひっくり返したような降り方となる恐れがあります。
雨のピークが通勤や通学の時間と重なる可能性があります。急な激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風に十分な注意が必要です。真っ黒な雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえる、急な冷たい風が吹く時は、積乱雲が発達し、まもなく天気が急変するサインです。頑丈な建物に避難するなど安全の確保に努めて下さい。
最高気温は、明日17日までは平年より高めの所が多く、道東方面の内陸では30℃近くまで上がる所がありそうです。引き続き暑さ対策を行うようにして下さい。しかし前線の通過後は北から冷たい空気が入るため、明後日18日以降は全般に平年並みに戻り、ようやく秋らしい陽気となりそうです。雨の降る21日頃は、最高気温でも20℃に届かない所もありそうです。
また、最低気温も明後日18日からは平年並みで経過する所が多く、旭川や帯広など道北や道東方面の内陸では10℃未満の日もある見込みです。
日ごとの気温差、そして朝晩の気温差がこの一週間大きくなり、自律神経のバランスも乱れやすくなります。疲労感や食欲の低下、頭痛などにつながることもあるため、羽織ものを1枚持ち歩くなど服装を調節しながら気温の変化に対応できるようにしましょう。
