AIとプロチームの組合せで、LP制作の速度と「売上に直結する効果測定」を両立。カーサプロジェクトの導入事例でCPAが約37%改善した理由を、DX目線で解き明かします。
AIR Design導入で何が変わったか
ガラパゴスの「AIR Design」は、AIによるデータ分析と5名のプロチームが一体となり、クリエイティブ制作から検証までを一気通貫で行うサービスです。カーサプロジェクトはデザイン性の高い「casa」シリーズで多商材展開をする中、LP制作に1本あたり60〜100万円、制作に約3ヶ月かかる従来の体制では迅速なPDCAが回せず、内製化もコスト面で難航していました。そこでAIR Designを導入し、制作負荷の軽減と高速検証を実現しました。
導入の核となったのは、Instagramの特性に合わせたスワイプLPの採用と、AIが抽出した勝ちパターンの実装です。縦横スワイプLPをABテストで従来LPと比較し、CPAは3,500円から2,200円へ約37%改善しました。加えて制作の「型化」により、10以上の多商材でスピーディにLPを展開できる体制を整備。獲得したリードはアポイントや受注に結びつき、売上への貢献も確認されています。
AIR Designは単なるバナーやLPの大量生産ではなく、AIR Connectを用いた「売上ベースの計測」を重視する点が特徴です。広告クリックやCVだけでなく、実際の受注や売上貢献を紐づけて評価することで、真に効果的なクリエイティブに予算を集中できます。これは広告領域のDXが目指す、データ主導の意思決定そのものと言えます。
導入時の実務ポイントとしては、既存データの整理とKPIの再定義、そして短期で学習できる運用権限の付与が重要です。ガラパゴスの事例は、AIで仮説を高速に生成し、プロがクリエイティブの最終判断を行うことで、速度と質を同時に高める実践例になっています。
AIR Designの事例は、広告制作のDXが「制作速度」と「売上計測」の両立で初めて真価を発揮することを示しています。企業はデータで仮説を立て、人は価値判断に集中する体制を目指すべきです。
詳しくは「株式会社ガラパゴス」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部
