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生成AIユーザー2,500万人時代、あなたはどのタイプ?行動ログから見えた“本当の使われ方”とは


株式会社ヴァリューズは、2025年の生成AI利用状況を行動ログで捉えた「デジタル・トレンド白書 2025 with AI編」を公開しました。国内最大級の消費者Web行動ログとアンケートを組み合わせ、ユーザー数推移、ヘビーユーザー属性、主要サービスの比較、生活シーン別の活用実態などを多角的に分析しています。2025年9月時点で生成AIユーザーは約2,500万人に達し、その約98%がテキスト生成AIの利用者という結果でした。一方で、直近1年で利用なしの非ユーザーは69.0%、月平均起動日数10日以上のヘビーユーザーは4.2%にとどまり、裾野の広がりに対して深い定着は限定的という姿が浮き彫りです。カテゴリ別では画像生成優勢から音楽・音声生成の急伸、さらに動画生成の伸長が確認されました。DX推進担当者にとっては、ユーザー層の差異とカテゴリの成長局面を読み解き、適用領域を見直す好機といえます。

白書の概要 行動ログ起点で「With AI」社会の等身大を可視化

本白書は、A4判77頁、無料で提供され、ヴァリューズの「Dockpit」「Perscope」による行動ログ分析とモニターアンケートを用いています。対象は国内15歳以上で、2023年10月から2025年9月までのブラウザやアプリ接触を追跡し、テキスト、画像、動画、音楽・音声の4カテゴリ21サービスを網羅しました。テキストではChatGPT、Gemini、Microsoft Copilotなど、画像ではMidjourneyやAdobe Firefly、動画ではRunwayやSora、音楽・音声ではSuno AIやElevenLabsなどが対象に含まれます。収録内容は、生成AIの普及と利用者の実像、ビジネスとプライベートでの活用、シーン別AIツール集、AIトレンドのコラムで構成されています。ゼロクリック時代のSEOや「AI彼女・彼氏」アプリの台頭など、周辺トレンドも整理され、実務に直結する示唆が得られます。行動ログに基づくため、自己申告では把握しにくい接触実態を定量で確認できるのが強みです。

主な知見 テキスト生成が牽引 ChatGPTが加速しカテゴリ多様化が進展

2025年9月の生成AIユーザー約2,500万人のうち、テキスト生成AIのユーザーは約2,394万人と圧倒的でした。テキスト領域では、2025年3月以降にChatGPTが急増し、9月には1,920万人に達しています。一方、Perplexity AIは利用後の遷移先としてYahoo!系サイトが上位に現れるなど、他サービスと異なる行動パターンが見られました。画像生成は2024年3月頃まで優勢でしたが、その後に音楽・音声生成が急拡大し、2025年9月には約61万人で画像の約65万人に迫りました。動画生成は2025年7月頃から伸長が目立ち、活用領域の広がりが示唆されます。利用頻度では、非ユーザーが69.0%、ヘビーユーザーは4.2%で、ヘビーユーザーは10代・20代に集中し、非ユーザーは40代・50代が多いという世代差も明確でした。サービスごとの使われ方の違いを前提に、目的起点での選定が求められます。

実務への提言 定着率4%台を打開するための導入設計

企業は、利用頻度の二極化と世代差を踏まえ、業務プロセスに組み込む形でユースケースを明確化することが重要です。まず、部署単位で目的を定義し、入力テンプレートと評価指標を整備して利用頻度を底上げします。次に、ビジネスとプライベートで異なるモチベーションを想定し、社内教育では短時間チャレンジ形式と成功事例の共有で継続利用を促します。カテゴリの多様化を見据え、テキスト中心の運用に加え、画像、音声、動画の導入順序と評価基準を段階的に設定します。非ユーザー層には簡易なタスクから展開し、月10日以上の利用が見込める職種に重点支援を行うと転換が進みます。最後に、ログの可視化とKPIの週次レビューで改善を継続し、ROIの見える化で全社展開の足場を固めましょう。

詳しくは「株式会社ヴァリューズ」の公式ページまで。

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