
レアル・ソシエダードは14日、セルヒオ・フランシスコ監督(46)の解任を発表した。
昨季までBチームを率いていたセルヒオ・フランシスコ監督は今季、トップチームの監督に就任した。しかし、シーズン開幕から調子が上がらず、現在3連敗中で、スペインリーグ第16節終了時の成績は4勝4分け8敗の勝ち点16で15位。降格圏内の18位ジローナとの勝ち点差はわずか1と低迷している。
12日のジローナ戦で1-2の逆転負けを喫した直後、ジョキン・アペリバイ会長とスポーツディレクターを務めるエリク・ブレトスが緊急会議を実施し、セルヒオ・フランシスコ監督の解任を決定したと地元紙ですでに報じられていた。
クラブはセルヒオ・フランシスコ監督解任に伴い、喜多壱也が所属するBチームのジョン・アンソテギ監督にクリスマス休暇前までの残り2試合(国王杯3回戦エルデンセ戦、スペインリーグ第17節レバンテ戦)を、暫定的に指揮を執らせることを発表した。
スペイン紙ムンド・デポルティボはすでにセルヒオ・フランシスコ監督解任前日の13日、後任候補としてペレグリーノ・マタラッツォ氏、ティアゴ・モッタ氏、ガルシア・ピミエンタ氏、マジョルカ時代の久保建英の恩師であるルイス・ガルシア・プラサ氏の4人を挙げていた。
同紙が解任直後に伝えた情報によると、48歳のマタラッツォ氏が最有力とのことだ。ドイツ国内でキャリアを積んできた同氏は長らくニュルンベルクやホッフェンハイムの下部組織で監督やコーチを務めた後、ブンデスリーガではこれまでシュツットガルトとホッフェンハイムの2チームを指揮。昨年11月以降、無所属の状態が続いている。
新監督は来年4日にホームで行われるスペインリーグ第18節アトレチコ・マドリード戦に向けて、クリスマス休暇中に練習を開始することになる。(高橋智行通信員)
