
レアル・ソシエダードのセルヒオ・フランシスコ監督(46)解任が濃厚とクラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコア電子版が13日に報じた。
Rソシエダードは今季開幕から不調が続き、一時降格圏内に沈む瞬間もあった。その後、5戦無敗と復調の兆しを見せて9位にまで浮上した時期があったものの、12日にホームで行われたスペインリーグ第16節ジローナ戦で1-2の逆転負けを喫してサポーターにブーイングを受け、現在3連敗の14位と再び低迷している。
同紙によると、ジョキン・アペリバイ会長とスポーツディレクターを務めるエリク・ブレトスはこの状況を受け、ジローナ戦直後に監督人事の話し合いを行い、近々正式発表される可能性のある決断を下したとのことだ。それは、セルヒオ・フランシスコ監督の任期が残りわずかであることを示唆しているという。
Rソシエダードは16日に国王杯3回戦で3部エルデンセ、20日にスペインリーグ第17節で最下位レバンテとそれぞれアウェーで対戦し、年内の全日程を終了する。その後、年明けに行われるアトレチコ・マドリード戦とヘタフェ戦でリーグ前半戦を終えるが、現時点でセルヒオ・フランシスコ監督がこの2試合に臨む可能性は低いとのことだ。
アペリバイ会長が即座の決断を下す場合、エルデンセ戦に向け、2部を戦うBチームのイオン・アンソテギ監督はそのまま指揮を執り、Bチームのアシスタントコーチを務めるイマノル・アギレチェを暫定監督に据える可能性が最も高いという。その一方、新監督を迎えるまで、アンソテギ監督にトップチームの監督を一時的に任せる選択肢もあるという。
同紙はまた、現時点で可能性の低い選択肢と前置きしつつ、クラブは年内最後のレバンテ戦までセルヒオ・フランシスコ監督を続投させ、その間に後任を探してクリスマス休暇中に監督交代を実施し、来月4日にホームで行われるAマドリード戦に備えることを検討する可能性があると伝えている。(高橋智行通信員)
