
<J1昇格プレーオフ:徳島1-1磐田>◇7日◇準決勝◇鳴門大塚
J2で4位の徳島ヴォルティスがJ1昇格プレーオフ(PO)準決勝で同5位のジュビロ磐田と引き分け、PO決勝に駒を進めた。引き分けの場合は年間順位の上位クラブ勝ち上がる規定により、5シーズンぶりのJ1復帰にあと1勝と迫った。
序盤から主導権を握りながらも、なかなか1点が奪えなかった。逆に磐田を前半シュート1本に抑えながら、その1本で先制を許す苦しい展開。増田功作監督(49)はこの時間帯を「押し込んだ中で得点が取れないというのは課題。その中でロングボール1本で失点してしまい、数試合失点が重なっていることは課題」と振り返った。
それでも後半37分にDF柳沢亘のクロスからFWトニー・アンデルソンがヘディング弾を決めて追い付いた。指揮官はこの場面に「1番自分が胸が熱くなったのは、長崎戦で悔し涙を流していた柳沢とトニーが自分たちの責任を果たしてくれたこと」と評価。13日にジェフユナイテッド千葉と戦うことになったPO決勝(フクアリ)につながるものになったとうなずいた。
最終決戦に向けては「自分たちが(PO決勝に)上がれる権利をいただいたので、しっかりそこに向けて積み上げていく。次は“ドアウェー”だと思うが、そういう経験はある。メンタル的な部分も大きいと思うので、しっかりと次に臨みたい」と話した。
