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田村ツトム「侍タイ」スピンオフ連ドラ51歳で初主演 安田監督は制作費「600万円払った」 


【写真】「侍タイムスリッパー」のスピンオフドラマ「心配無用ノ介天下御免」の制作を発表した、左から安田淳一監督、田村ツトム、沙倉ゆうの、安藤彰則

24年の日本映画界を席巻した「侍タイムスリッパー」(侍タイ)のスピンオフドラマ「心配無用ノ介天下御免」(全6話)が制作され、BS-TBSで26年7月に放送することが7日、決定した。都内で開催されたイベント「おかげさまで25周年 BS-TBS大感謝祭!~赤坂で乾杯しよう~」で行われたトークショー内で発表された。

主人公の心配無用ノ介こと錦京太郎を、映画版に続いて演じる俳優の田村ツトムは、51歳にして初の主演を務める。映画版の主人公・高坂新左衛門を演じた山口馬木也(52)、風見恭一郎を演じた冨家ノリマサ(63)からは「つの作品に主演できるのは一握り。学んできたスキルを、思う存分発揮したら、どうや?」と励まされたという。この日、駆けつけた観客からも大声援を受け「集まった方の笑顔を見ると前に進むしかない」と力を込めた。

「心配無用ノ介天下御免」は、「侍タイ」で劇中テレビ時代劇として描かれたキャラクター「心配無用ノ介」が主人公の連続時代劇ドラマで、が演じる。映画版で脚本、原作、撮影、照明、編集など11役以上を務めた安田淳一監督(58)が、14年に設立した「未来映画社」とBS-TBSが企画し、同監督が監督・脚本・撮影も手がける。助監督の山本優子役と並行し、製作スタッフの1人として実際に助監督も務め、製作費の一部として約240万円を立て替えた沙倉ゆうの(46)も同役で出演。今作では、くノ一役を演じる女優のシーンもあるという。

田村はトークショーの中で、今年3月14日に都内で開かれた、第48回日本アカデミー賞授賞式で最優秀作品賞、同編集賞を受賞したタイミングで、BS-TBSからドラマ化の打診があったと明かした。安田監督は、その後の囲み取材の中で「去年11月ころに面白いと思うと言ったら、盛り上がっていた。2月に(映画を配給した)ギャガさんの仲介で(BS-TBSが)ご興味をお持ちと聞き、話をした」と経緯を明かした。

当初はBS-TBSのドラマの話とは別に、今作の撮影に全面協力する東映太秦映画村から、26年3月28日にリニューアルオープンすることを受けて「面白い企画はないか」と話があったいう。安田監督は5分程度のYouTube企画を想定し、田村をはじめ俳優陣のギャラも安く抑えられると考えていたが、企画が大きくなったことで、結果的に制作費が膨らんでしまったという。

自主映画の「侍タイ」を製作するに当たって、安田監督は愛車まで売り払い、2600万円もの製作費を捻出。個人借金で作ったことが話題を呼んだが、今回も「僕がお金をもらう話が、お金を払う話になった。6話で600万円払った」と明かした。それでも「民放として、勧善懲悪の時代劇は意味があるんじゃないか? と。お客さんが楽しんでくれている。応援してくれて、ここまでいけた思いがある。ご恩返しの一環で、実現できると喜んでいます」と意義を強調し、笑みを浮かべた。

全6話の「心配無用ノ介天下御免」の拡大、映画化も熱望しているが、「侍タイムスリッパー」本編のリメーク話も度といているという。安田監督は「韓国、中国、英国からリメークを撮りたいと話がきている」と明かした。

◆「侍タイムスリッパー」時は幕末、京の夜。会津藩士・高坂新左衛門(山口馬木也)は、密命のターゲットである長州藩士と刃を交えた瞬間、落雷により気を失う。眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。行く先々で騒ぎを起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだと知りがくぜんとなる新左衛門。1度は死を覚悟したものの、やがて「わが身を立てられるのはこれのみ」と、磨き上げた剣の腕だけを頼りに「斬られ役」として生きていくために撮影所の門をたたく。

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