
なにわ男子の高橋恭平(25)が、映画「山口くんはワルくない」(守屋健太郎監督、26年6月5日公開)に主演することが5日、分かった。累計発行部数210万部を突破した、斉木優氏の少女コミックの実写化作品で、恋に夢見るヒロイン皐(さつき)の前に現れた、関西弁の転校生男子の山口くんこと山口飛鳥を演じる。高橋は「今回このお話をいただいてから、原作を読ませていただいたのですが、その時に関西弁の役だと知り、すごく面白そうだなと思いましたし見た目が金髪のヤンキーで関西弁の少女漫画というところに惹かれました」と意欲満々だ。
高橋が演じる山口飛鳥は、ヤクザでケンカも強いとうわさされながら、ピュアで優しくて、照れると耳が赤くなる“最恐ギャップ男子”という役どころ。王道アイドルとして幅広い世代から愛されるグループの中でも、甘い顔立ちと少年っぽい無邪気なキャラとのギャップで、多くのファンを魅了している高橋にピッタリのキャラクターだ。
特報映像では、迫力あふれる大胆なアクションシーンを披露するが、苦戦したのはピアスだった。高橋は「原作に合わせて、ピアスをつけていて、でも自分はピアスの穴が空いていないので、マグネットでくっつけるタイプを初めてつけたんですけど、最初の方はめちゃくちゃ痛いのを我慢してたんです笑笑」と明かした。それでも「最終的には慣れました!」と言い放った。
コワモテなビジュアルに、負けず劣らずのキレのある鋭い関西弁は、大阪出身の高橋にとってはお手のもの。「今回の山口くんという役柄的にとにかくコワモテ、ギャップ、関西弁、ドスを効かせる感じを意識して演じたので、公開を楽しみに待っていていただきたいです!」と胸を張った。
製作陣もコメントを発表した。
守屋健太郎監督 最初にお伝えしておきますが、この映画に大きな事件は起きません。タイムリープもしなければ、地球に隕石も接近しません(笑い)学生時代、まだ世界のすべてが学校と自宅だった頃、好きな子の連絡先を聞き出すことに必死になったり、下の名前で呼ぶかどうか一晩中悩んだり…当の本人にとっては地球が滅亡するのと同じくらい一大事でした。そう考えるとやっぱりこの映画は事件の連続なんです。
好きな子がいて、恋の悩みに親身になってくれる友達がいて、オマケに周りを引っ掻き回す変な奴までいて…原作を読んだ時、自分はこんな楽しい学生生活は送ってこなかったはずなのに、まるであの頃の幸せを分けてもらったような不思議な気持ちになりました。
そして、この映画を観た人にも同じように感じてもらえたらとても嬉しいです。
原作者の斉木優氏 最初は、私の漫画が原作で大丈夫なのかという不安もありました。しかし監督とプロデューサーさんが真摯に、そしてとても楽しそうに「山口くん」について語るのを見て、不安は期待へと変わってゆき、そして関西出身の高橋恭平さんが山口くん役に決まった時、それは確信になりました。
試写を観て、素直に面白かったです!若い役者さんが集まってそれぞれが真剣に臨んでくれたからこその自然な「青春感」があって、観終わった後も余韻に浸っていました。エンドロールまでこだわりが詰まっていて嬉しかったです!
今は素晴らしいスタッフの皆様、キャストの皆様が創り上げてくださった「山口くんはワルくない」を多くの方に見ていただきたいです。ぜひ劇場へ~!
