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生成AIは建設業の働き方を変えるか?大成建設が年間6.6万時間削減


日本の大手総合建設会社、大成建設株式会社がデジタルトランスフォーメーションの一環として、世界的リーディングカンパニーOpenAIと手を組み、生成AIを活用した人財育成と業務改革の全社プロジェクトを開始しました。本プロジェクトは、社員一人ひとりが業務に合わせてAIを活用することで、生産性向上を目指すものです。

大成建設とOpenAIの協力

大成建設株式会社は、経営基盤のDXの一環として、生成AIの世界的リーダーであるOpenAIと連携しました。この協力体制の下、ChatGPT Enterpriseを活用した人財育成と業務改革の全社プロジェクトが始動し、250名からスタートした育成プログラムは同年8月には1,000名体制へと拡大しました。

人財育成と業務改革の目指すもの

この取り組みの目的は、生成AIを使いこなす人材を育成し、業務改革を通じて生産性の向上を図ることです。大成建設は、生成AIが急速に普及する現状を踏まえ、「生成AIを使いこなす新しいスキルの習得」だけでなく、「スキルを業務でいかに活かせるか」が重要だと考えています。

AI活用による生産性向上

OpenAIとの連携により、大成建設の社員は、自分の業務に合わせてAIを実践的に使用することが可能となります。これにより、現場とオフィスでの生産性向上を目指すことが可能となります。

具体的な取り組みと成果

大成建設は、基礎から応用まで体系的に学べる実践型の育成プログラムを展開。さらに、OpenAI Japanと連携した伴走支援を通じて、社員が自らの業務に合わせた「カスタムGPT」を構築し、生成AIを「相棒」のように活用できるようにします。これらの取り組みにより、設計・施工や営業支援など多様な分野で、抜本的な業務改革につながる事例が多数生まれています。

導入からわずか3か月で、すでに多くの成果が表れています。具体的には、受講者の満足度が4.20、活用意欲が4.51(5点満点・アンケート結果)と高評価であり、1人あたり週平均5.48時間の業務削減、年間6.6万時間の削減(250名換算)を達成。一部の社員からは「特定の業務で7~8割の時間削減を実感」との声も寄せられています。

今後の展望

大成建設は、本プロジェクトを通じて、人財育成をさらに強化し、社員一人ひとりが自身の可能性を最大限に発揮できる環境を整えることを目指しています。具体的には、1,000名規模の育成を基盤に、ChatGPT Enterpriseを全社員へ順次展開。各部門で導入・定着を支援するリーダーの育成を行い、業務改革を持続的に推進する「AI活用文化」を根付かせることを計画しています。

詳しくは「大成建設株式会社」の公式ページまで。

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