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NVIDIA連携で加速するソフトバンクのAI支援プログラム


ソフトバンク株式会社は2025年10月1日、スタートアップ向け支援プログラム「AI Foundation for Startups」を開始します。NVIDIA製DGXを核に計算基盤提供やマッチング、出資・販売支援まで、AIモデル開発から事業化まで一気通貫で後押しします。

ソフトバンクの新プログラム「AI Foundation for Startups」の内容と3つの支援プラン

ソフトバンクが立ち上げる「AI Foundation for Startups」は、AIを活用した革新的なアイデアや技術を持つスタートアップを対象とした支援制度です。提供開始日は2025年10月1日で、子会社のSTATION Aiと連携し、日本最大級のオープンイノベーション拠点入居企業にも活用を促進します。本プログラムは、スタートアップの事業フェーズに合わせて「パイロット」「開発・検証」「事業拡大」の3つのプランを用意し、AI計算基盤とパートナー企業や研究機関とのマッチング、販売支援まで多角的に支援する点が特徴です。

まず「パイロットユーザー向けプラン」は、AIモデルの初期構築やプロトタイプ検証段階の企業を対象に、NVIDIA GPUやネットワーキング、ソフトウェアを搭載した「NVIDIA DGX A100」システム1台と周辺機器一式を、最大60日間無償で提供します。短期間でプロトタイプを回すための計算リソースを無償で得られる点は、初期コストを抑えてアイデア実証を急ぎたいスタートアップに有効です。

次の「開発・検証ユーザー向けプラン」は、実装やPoCフェーズの企業向けで、「NVIDIA DGX A100」と「NVIDIA DGX H100」システムと周辺機器を安価に提供します。企業はこれらのGPUシステムを自社専用のリソースとして1台から複数台まで柔軟に利用でき、開発環境のカスタマイズも可能です。さらに、事業との親和性が高い企業や研究機関とのマッチング支援を通じて、実践的なパートナーシップの構築も図ります。

最後の「事業拡大ユーザー向けプラン」は、商用化・大規模学習を目指す企業向けで、ソフトバンクが出資を行う支援枠です。ここでも「DGX A100」「DGX H100」が活用され、実質コストを抑えながら大規模な計算リソースを確保できます。加えて、ソフトバンクの顧客ネットワークや販売チャネルを通じた顧客開拓支援により、AIモデルやプロダクトの市場投入を強力にサポートします。各プランの提供可否や内容は、事業計画や成長性を基に個別審査で決定されます。

このプログラムは、計算インフラの提供だけでなく、研究機関や企業とのマッチング、出資や販売支援を通じてスタートアップの事業化を現実的に後押しする点がポイントです。STATION Aiとの連携により、物理的なオープンイノベーション拠点でも支援を展開し、幅広い業種のスタートアップが利用できる体制を整えています。選考は事業計画と成長性を重視するため、アイデア段階から商用化見据えた具体的な施策が評価の対象となります。

詳しくは「ソフトバンク株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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