
米OpenAIは、オラクルおよびソフトバンクと共同で、AIインフラ連合『Stargate』プロジェクトを発表しました。公式プレスリリースによれば、このプロジェクトは米国内に5つの新しいAIデータセンターを設置し、今後3年間で総計約7ギガワットのAI計算能力を構築する計画です。
巨額投資によるAIインフラ整備
Stargateプロジェクトには、オラクルとソフトバンクが主要パートナーとして参加し、今後3年間で数千億ドル規模の投資が行われる予定です。データセンターはテキサス州アビリーン、ニューメキシコ州、オハイオ州を含む米国内複数拠点に設置され、OpenAIの次世代AIモデルのトレーニングと推論に必要な高性能な計算基盤を提供します。
技術的特徴と運用体制
各データセンターにはNVIDIAのGPUが導入され、AIモデルの大規模な計算処理を支える設計となっています。オラクルのクラウド基盤とソフトバンクの資本・運用支援により、Stargateは安定性と拡張性を兼ね備えた世界規模のAIインフラを実現します。
将来的な影響と展望
公式発表では、StargateプロジェクトによりAIの計算能力を大幅に増強し、OpenAIの研究・開発を加速させることが目的とされています。また、この連合はAI技術の国内外での活用促進や、先進的なAIインフラの標準化に向けた基盤づくりを目指しています。
オラクル、OpenAI、ソフトバンクによる『Stargate』プロジェクトは、AI時代におけるインフラ構築の新たな指標となる取り組みであり、AI技術の社会実装を加速させる重要な転換点となるでしょう。
詳しくは「オラクル」「OpenAI」「ソフトバンク」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 小松
