株式会社WOW WORLDが実施した調査によると、3,221名の生活者のうち、約48％にあたる1,554人がプライベートで企業またはブランドからのメールマガジンを受信していることが分かった。
この中で、メールマガジンを「読みたくなる」ポイントとして最も重視されたのは「件名や内容が興味深いこと」で53％。次いで「テーマがわかりやすいこと」が42％と続き、読者の関心を引くための工夫が開封率に直結する様子が浮き彫りになっている。
また、どのようなタイミングでメールマガジンの登録をするかという設問では、「会員登録時」「商品購入時」がそれぞれ上位に挙がっており、企業がメールマガジンを案内する“きっかけ作り”が重要との結果。購入を検討していた商品が案内されたことが購買に結びついた経験がある人も多い。
逆にメールマガジンを読まない理由としては、「件名に興味がない」が72％と最多で、「忙しい」が37％。「配信頻度が多い」「内容が面白くない」といった理由で解約を経験するユーザーも6割を超えており、継続的に読まれるためには内容と頻度の見直しが不可欠といえそうだ。
配信時間帯にも傾向があり、平日の帰宅後や休日の余暇時間が、読まれやすい時間帯として挙げられていた。これは、読者が“ゆとりのある時間に内容をじっくり見る”ことを好む傾向を示している。
この調査を受けて、企業側には次のような対応が考えられる：メールマガジンの件名・テーマ設計で読者の興味を引く工夫、配信タイミングの最適化、頻度の管理、内容の質を高める編集力の強化、なりすましメールや迷惑メール扱いを防止する信頼性確保など。これらが“開封されるメールマガジン”の鍵となる。
詳しくは株式会社WOW WORLDまで
レポート／DXマガジン編集部
