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ケーエスケー×日立が医薬品配送を“スマホ×AI”で一変、32支店へ拡大予定


医薬品の出荷検品や得意先での受領がスマホで完結しますか?ケーエスケーと日立はHDSLとHITLUSTERを連携させ、2025年9月から大阪支店で実証を開始。手作業に頼る現場をデジタル化し、ドライバー業務の負荷を劇的に下げる挑戦。

大阪発の実証が描く「現場の見える化」と自動化

ケーエスケーと株式会社日立製作所は、日立のLumadaソリューション「Hitachi Digital Solution for Logistics(HDSL)」を用いた協創を発表しました。本取り組みは、倉庫内の出荷時に行う複数作業場からの荷合わせ検品と、得意先での受領行為のデジタル化を軸にしています。スマートフォンアプリで当日のコースごとの配送先や伝票・荷物を一覧表示し、バーコードスキャンで検品を自動化することで、従来の目視検品や紙伝票に依存したフローを置き換えます。受領はカードタッチや電子サインでデータ化され、受領証跡はそのままシステムに連携されます。

技術面では、HDSLとケーエスケーの統合物流管理システム「HITLUSTER」を連携させ、倉庫・配送業務の実績データを一元管理します。日立独自のアルゴリズムを使った配送計画の自動立案により、担当者のノウハウに頼っていたルート策定や車両割付の時間を短縮します。管理者はドライバーごとの荷役状況やルート走行実績、配送ステータスをリアルタイムに把握でき、得意先からの問い合わせにも迅速に応答可能です。データを集約することで、担当者間でばらついていた配送効率の改善や配送品質の標準化を進めます。

実証は大阪支店で2025年9月に開始し、成功すればケーエスケーの全32支店へ展開する予定です。日立はHDSLをLumada 3.0として進化させ、物流センターから得意先物流網まで配送計画の最適化を図る構想を示しています。本協創により、倉庫内作業の効率化、誤受領や紛失リスクの低減、ペーパーレス化による環境負荷低減が期待されます。フロントラインワーカーの生産性向上と働き方改善を重視しつつ、持続可能な物流の実現を目指す取り組みです。

詳しくは「株式会社日立製作所」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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