
AI Marketを運営するBizTech株式会社は、2025年8月の最新AIビジネス情報をまとめたレポート『MONTHLY AI BUSINESS REVIEW 20258月号』を無料公開しました。今号は、OpenAI、Anthropic、Googleといった主要プレイヤーの新モデルや、国内の産学連携・実証実験、資金調達の動向まで幅広く収録しています。

具体的なトピックとしては、OpenAIが高速応答と深い推論を自動で切り替える統合システムとしてGPT-5を正式発表したほか、初のオープンウェイト言語モデル「gpt-oss-120b」「gpt-oss-20b」をリリースした点が挙げられます。これにより企業は自社環境でのカスタマイズやオンプレ運用の選択肢が広がることが期待されています。Anthropicはコーディング支援とエージェント機能を強化した「Claude Opus 4.1」を発表し、さらにClaude for Chromeの拡張機能パイロット版を公開して開発者やユーザー接点の拡大を図っています。
Google側では、コンパクトな270Mパラメータの軽量モデル「Gemma 3 270M」と、画像生成モデルGemini 2.5の高速版「Flash Image(nano-banana)」を発表し、エッジや現場での画像生成・加工の利活用を促進しています。また、OpenAIはリアルタイムAPIを大幅強化した音声対話AI「gpt-realtime」を一般提供開始し、コールセンターや現場支援での即時応答実装が現実味を帯びてきました。
国内では、NTTが熟練者のノウハウを見える化する独自のAI技術を発表し、産業現場における技能継承や品質安定化への応用が期待されています。立命館大学とNTT西日本は教育向け生成AIの共同開発を開始し、教育現場での生成AI活用を検証する動きが進んでいます。加えて、Cohereが68億ドルの企業評価で5億ドルの資金調達を行い、エージェント型AIを中心に企業向け効率化ソリューションの拡大が注目されています。
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レポート/DXマガジン編集部小松
