
この先も最高気温が35℃くらいまで上がる日がありますが、ゆっくりと季節は進むでしょう。朝晩はヒンヤリと感じる日も出てきそうです。また、台風のシーズンも続くため注意が必要です。
●1週目(21日~27日):26日は名古屋で気温35℃予想 朝晩はヒンヤリの日も
九州から東海にかけては、厳しすぎる残暑が続いています。この先のポイントはやはり「暑さ」と「台風」です。暑い日はいつまでと、台風の動きが気になると思います。では、日ごとに詳しく見ていきます。
明日21日(日)は、低気圧が北海道付近を通過し、低気圧から延びる前線が本州付近を南下するでしょう。北海道では大雨や暴風の所がありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、暴風による建物への被害に警戒してください。また、上空に寒気が流れ込むため、標高の高い山では雪が降る可能性があるため、注意が必要です。東北から九州は、朝まで雨や雷雨の所はありますが、日中は晴れる所が多くなるでしょう。関東では午後は大気の状態が不安定で、にわか雨の所がありそうです。
明後日22日(月)~23日(火:秋分の日)は、移動性の高気圧に覆われて、広い範囲で晴れるでしょう。ただ、高気圧の縁を回って流れ込む湿った空気の影響で四国や九州南部では雨の降る所がありそうです。また、台風18号の影響により、沖縄の先島諸島を中心に波が高まるでしょう。大しけになる恐れもあるため十分に注意してください。
24日(水)以降も移動性の高気圧に日本列島は広く覆われるでしょう。25日(木)ごろは前線が北海道付近を通過しそうです。北海道では雨が降り、雷を伴い雨脚の強まる所があるでしょう。前線の発達具合や進む方向によっては、他の地域でも影響が出る可能性があるためご注意ください。
最高気温は、明日21日(日)は、東京、名古屋、大阪、福岡、那覇で32℃前後の予想です。熱中症に警戒が必要です。明後日22日(月)以降は、札幌と仙台では23℃~25℃くらいの日が多くなるでしょう。東京は30℃を下回る日が増えそうです。名古屋、大阪、福岡では30℃を超える日が多くある見込みです。特に26日(金)は、名古屋で35℃と9月も終わりに近づても猛暑日の予想です。ただ、最低気温は20℃を下回る日があり、少しずつですが、季節の進みを感じられるでしょう。
●2週目(28日~10月3日):10月に入るとようやく真夏日地点減少
28日(日)以降は、本州の南には秋雨前線が停滞するでしょう。前線や湿った空気の影響を太平洋側を中心に受ける見通しです。東京や仙台では傘マークが付いている日が多く、前線の位置によっては雨脚が強まることもあるでしょう。
札幌や大阪、福岡では、秋晴れが広がる日が多く、さわやかな空気に包まれそうです。
なお、新たな熱帯擾乱(台風や熱帯低気圧)が発生し、沖縄や西日本を中心に影響が出る可能性があります。台風シーズンはまだ続くため、注意が必要です。
最高気温は、札幌では20℃前後、仙台では25℃前後の日が多いでしょう。東京や名古屋、大阪、福岡は30℃くらいの日があるものの、徐々に少なくなる予想です。朝晩と日中との気温差が大きくなる時期でもあります。脱ぎ着しやすい服装を選ぶなど、上手に調整してください。
