
今夜は西日本で局地的に雨雲が発達中。香川県まんのう町付近では、午後4時30分までの1時間に約90ミリの猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表。東海以西を中心に今夜は突然の激しい雨や落雷、突風などにご注意ください。明日17日は関東も発雷確率高め。
●今夜にかけて東海以西で雷雨に注意
今日16日は広い範囲で晴れて、真夏のような厳しい暑さとなりました。
大分県日田市では最高気温が35.4℃まで上がり、今年62日目の猛暑日となり、国内の年間猛暑日日数の歴代最多記録に並びました。※過去の最多記録は、2024年に観測された福岡県太宰府市の計62日。
最高気温は全国で最も高かったのが、京都市で36.7℃で、今年61日目の猛暑日を記録。
名古屋市や大阪市でも35℃以上の暑さとなり、過去の猛暑日最多記録を未だに更新し続けています。
気温が上昇した西日本では局地的に雨雲が発達中。香川県まんのう町付近では、午後4時30分までの1時間に約90ミリの猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
今夜にかけても東海以西を中心に、突然の激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風などに十分ご注意ください。
●明日17日は日本海側で広く雷雨 太平洋側も天気の急変に注意
明日17日は北日本を前線が南下するでしょう。北日本から西日本では、上空の寒気の影響に加え、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
北海道は朝にかけて一時ザっと雨が強まりそうです。東北は広い範囲で雨が降り、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。局地的に大雨となるため、注意が必要でしょう。
北陸から山陰、九州北部も今日より雨雲がかかりやすく、午後は激しい雨になる所もありそうです。
関東から西の太平洋側は概ね晴れますが、前線が近づくことから今日よりさらに雨雲が発達しやすくなるでしょう。外出時に晴れていても雨具を備えておいた方が安心です。
●関東以西の猛烈な暑さは18日まで
明日17日も関東から西は厳しい暑さが予想されています。特に、関東内陸部は今日16日よりさらに気温が高く、猛暑が復活するでしょう。前橋市やさいたま市など35℃以上の猛暑日となり、東京も35℃に迫る暑さとなりそうです。
ただ、明日17日に南下する前線が、空気を変える見込みです。北日本から秋の空気に入れ替わり、関東も19日から20日は25℃以下で10月並みの気温です。猛烈な暑さが続いた東海から九州も35℃に達する所は日に日に少なくなり、猛暑日が観測されるのは18日が今年最後となるでしょう。
雨の後、気温が急に下がり、体が冷えやすくなります。ようやく夏物から秋物の出番が増えてきそうです。長袖シャツや薄手の羽織るものなどを準備しておきましょう。
