エンゼルス菊池雄星投手（34）が14日、岩手の室内練習場で野球教室を開催した。ドジャース大谷翔平投手（31）も所属した「水沢リトル」の選手ら計60人の子どもたちを相手に、身ぶり手ぶりも交えながら指導した。
ノック、ゴロ捕球の手本を示した菊池は「非常に能力が高い選手がたくさんいたので、岩手の野球はこれからさらに盛り上がるんだろうなと確信した」と笑顔で話した。
野球教室を開催することについて、菊池は「未来を作るのは子供たちですし、僕も父親になって、お子さんへの接し方だったり、子供たちに対する思いなどにやっぱり変化がより出てきまして。子供たちに物を送るとか、何かを渡すとかではなくて、やっぱり触れ合う、メジャーリーガーだったり、プロ野球選手がやっぱり言葉だけではなくて、こうやって、インパーソン（直接）で接するっていうことが、何よりも子供たちにとっては大事なことかなというのは強く感じてますので、限られた日数の中で、こういうことができるのもわずかですけど、できる限り直接触れ合いたいと。それが大事なことかなと思います」と話した。
報道陣から、子どもたちに「どんなことを学んでほしいか」と聞かれ、「教えられることは、たった90分、2時間でできることが（多くは）ないですから。それこそ僕と接して、体の大きさだったり、そういうものも含めて、刺激を何かしら与えてあげられたらうれしいですし、僕自身も小さい頃はプロ野球選手が岩手に教えに来てくれたことを今でも忘れずに覚えてるんで。きっとこの日が子供達にとって、10年後、20年後も記憶に残る、そういう日だと思うので、しっかりと責任を果たしたいと思います」と話した。
