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【広島】秋山翔吾「楽しい」広げたい…休部など“野球離れ″危機感、“入り口”提供「0から1に」


【写真】打撃の指導をする広島秋山

野球の魅力を伝え続けていく。広島・秋山翔吾外野手(37)と、西武とヤクルトで外野手として活躍した田代将太郎西武アカデミーコーチ(36)が14日、母校の八戸学院大(青森)で野球教室を行い、小、中学生約100人が参加した。野球の競技人口が減少する中で、子どもたちのプレー継続を願い、午前と午後合わせ約4時間、熱血指導した。

   ◇   ◇   ◇

最後まで参加者たちの目は輝いていた。秋山は1人1人に声をかけ、丁寧にアドバイス。自らの打撃も披露しながら練習方法を教えるなど、夢を追う少年少女の背中を優しく押した。「野球を続けてくれて、将来は『楽しい経験したな』と思ってもらえたらうれしいです」と話した。

現在は“野球離れ″が進んでいる状況だ。高校野球界でも休部や廃部、連合チームでの出場も増加。そのため普及振興活動にも力を入れている。これらも踏まえ、野球界の未来にスポットが当たることが多くなったが「危機」や「深刻」など、マイナスな言葉が多く飛び交っている。「言葉にしてしまうのは良くないのではないか」と秋山。「『みんな野球を離れるなら、俺も違うことやった方がいいのかな』と重く受け止めてしまうのが心配です」と口にした。

“入り口″の提供が重要となる。かつては見慣れた光景だった公園での野球。秋山も幼少期は公園でキャッチボールをして過ごした。だが、今では公園や空き地での球技禁止は当たり前。「公園でゴムボールでもいいから野球ができる状況は大事だ、残しておこうとなれば」と手軽さについても言及。さらに「体育の授業でティーボールでバッティングをやるとか、0から1にして、野球が楽しいという裾野を広げられたら」と語った。

プロ野球選手として、野球の魅力はプレーでも伝えていくつもりだ。「応援してもらえるような選手というのは大事だと思いますし、その1人でありたいです」。学生時代を過ごした八戸市には今回4日間滞在。「何年経っても安心感というか、懐かしさを改めて感じました」。いつでも帰ってこられる、秋山を待っている場所で、子どもたちとふれ合いながら、球界の未来にも思いをはせた。【木村有優】

○…八戸学院大は11月に行われた明治神宮大会で18年ぶりの4強入り。当時は八戸大で、秋山が1年生のときだった。「頼もしいですし、すごくうれしい情報でした。八戸でも全国が狙えて、勝負ができるというのを体現してくれました」と母校の活躍を喜んだ。「(八戸学院大出身の)プロの現役は多くないので、僕がやっている以上は追いかけてもらえるように頑張りたいです」と話した。

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