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建材選定がAIで進化!職人の感覚と生成AIの融合で建材業務がもっと身近に


イメージ生成で止まっていたAIが、実際の建材選定と施工まで結びつく。SAMURAI ARCHITECTSとスタッコが共同開発した「MATERIAL CLUB」は、その一歩を踏み出しました。あなたの設計・営業・施工の常識が問い直される可能性があります。 

MAKE・TRY・FINDで変わる設計から施工までの流れ  

MATERIAL CLUBは「つくる(MAKE)」「ためす(TRY)」「さがす(FIND)」の3つのアプローチで、デザインから施工までを横断するプラットフォームです。MAKEは画像から高精度なPBRマップを自動生成し、3Dマテリアルを短時間で作成します。これによりレンダリング品質が向上し、建材メーカーのカタログやBIMデータへの応用も可能です。TRYは空間写真に素材を自動マッピングし、照明や距離、スケールを補正して設計者・クライアント・施工者で同じ質感認識を実現します。FINDは写真解析で類似素材を検出し、価格や性能、在庫情報と突合して実務的な素材提案を行います。これらはAPIやSDKで他社システムと連携でき、設計・積算・施工支援へとつなげられます。 
 
MATERIAL CLUBはデモ機能「PLAY MATERIALS」を公開しており、ユーザーは実素材データを用いた“着せ替え”で施工後イメージを体験できます。共同開発パートナーのスタッコはイタリア漆喰などで累計100万平米を超える施工実績を持ち、左官特有の光の揺らぎや深みをAIで高精度に再現する点を強調しています。建材メーカーはサンプルレス営業やカタログ自動反映が期待でき、設計事務所やゼネコンは意匠決定のスピード化、リフォーム業者は既存写真からの迅速な提案と見積提示が可能になります。BIM/CADベンダーやEC事業者はAPI統合で購買体験や設計ワークフローを強化できます。 
 
一方で実装には留意点もあります。現場の光環境や経年変化の完全再現は実物確認が不可欠です。素材データや写真の品質管理、BIM連携のフォーマット統一、メーカー権利処理や学習データの取り扱いといったバナンス整備も必要です。導入はまずPLAY MATERIALS等のデモで検証し、社内の営業・設計・施工を巻き込むパイロットから始めるのが現実的です。API連携と現場フィードバックの仕組みを整え、段階的に運用範囲を広げることが成功の鍵になります。 
 
詳しくは「株式会社SAMURAI ARCHITECTS」の公式ページまで。 
レポート/DXマガジン編集部 

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