
SP.LINKSはe‑SCOTTのアプリSDKを更新し、PayPayや楽天ペイ、PayPal、Alipay+など主要ID決済とatone/Paidyのあと払いを統合しました。提供開始は2025年11月5日、リリースは2025年11月6日付での発表です。開発負荷を抑えつつUXと収益性を高める一手です。
e‑SCOTTアプリSDKの強化点と今後の展望
SP.LINKSは、決済サービス「e‑SCOTT」のオプションとして提供するアプリSDKを刷新し、主要なID決済(PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、PayPal、Alipay+、WeChat Pay)とあと払い(atone、Paidy)を新たに統合しました。サービスそのものの提供開始は2025年11月5日で、同社は2025年116日付のリリースで本件を公表しています。これにより、個別に複数決済を組み込む手間を削減し、最小限のコード追加で多様な決済ニーズに対応できるようになります。
利用面では、SDKの利用料は完全無料である一方、実際に利用する決済手段ごとに決済手数料や初期費用、月額費用が発生する可能性があります。技術面では平均レスポンス1.0秒の高速処理やEMV 3Dセキュアへの対応、カード情報非通過設計などが謳われており、セキュリティとパフォーマンスの両立を重視しています。これらはアプリ内課金やデジタルサービス提供におけるUX維持に直結する要素です。
また、SP.LINKSは2025年12月施行予定の「スマホ新法」を見据え、SDKのさらなる機能拡張を計画しています。第一段階としてUnity等ゲーム領域へのクロスプラットフォーム展開を検討しており、エンタメ分野を含む幅広いアプリ開発者の導入ハードルを下げる狙いがあります。SP.LINKS自身は単なる決済代行に留まらず、決済を起点に事業者の将来設計を支援するパートナーを目指すとしています。
詳しくは「SP.LINKS株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權
