三菱UFJ信託銀行がデジタルワーカーを活用し、DXを推進する取り組みが東京システムハウス株式会社によって公開されました。本記事では、三菱UFJ信託銀行のデジタルワーカー導入による業務効率化と生成AI活用の取り組みについて詳しく解説します。
デジタルワーカーとは？
デジタルワーカーとは、人と協働し、自律的に業務を実行するソフトウェアロボットのことです。近年、業務効率化の手段としてRPA（Robotic Process Automation）の導入が進んでいますが、デジタルワーカーはそれをさらに進め、より高度な判断や連携処理を担います。また、RPAを単なる定型処理の自動化にとどめず、生成AIや社内システムと連携させて業務全体を最適化する動きも加速しています。
三菱UFJ信託銀行のデジタルワーカー導入
三菱UFJ信託銀行の経営企画部 主計グループでは、「Blue Prism」を用いたデジタルワーカーによる自動化を推進しています。経理システムへの打鍵作業や会計関連データの登録業務などでデジタルワーカーを活用し、人とデジタルワーカーが役割分担して協働する体制を構築。これにより業務負荷の大幅削減と作業精度の向上を実現しました。
生成AIの活用とその成果
さらに、三菱UFJ信託銀行では、Blue Prismによる自動化に加え、生成AIを活用した知識共有や検索の効率化にも取り組んでいます。生成AI活用事例としては、ローカルRAGシステムが挙げられます。その他にも、「Blue Prism」を選定した理由や外部委託による推進体制、メインフレームやHTML制御を中心とした自動化事例、業務選定の基準と優先度、今後の展望などがホワイトペーパーで公開されています。
東京システムハウス株式会社について
東京システムハウス株式会社は、お客様のビジネス戦略まで踏み込んだシステムの企画、開発、運用保守、マイグレーションサービス、パッケージソフトの企画、開発などを手がける独立系IT企業です。AIやIoTを活用した開発やデータ利活用分野にも積極的に挑戦し、ロボティクス、クラウド、オープンソース等、より高度で最新の技術・ハードウェアを利用した東京システムハウス独自の製品・サービスの提案とサポートでお客様の発展に貢献しています。
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レポート／DXマガジン編集部
