
宮崎県綾町が株式会社ミラボの母子手帳アプリ「mila-e おやこ手帳」を「Aya Baby Memory」として導入しました。月齢・年齢に応じたプッシュ通知や妊娠7~8か月の面談アンケートで、伴走型相談支援をICTで強化します。
綾町導入の狙いと「mila-e」の主要機能
綾町は、これまでも多様な子育て支援を行ってきましたが、さらに寄り添う「伴走型相談支援」の強化を目的に、子ども・子育て支援交付金を活用して「mila-e おやこ手帳」を導入しました。自治体版は「Aya Baby Memory」として提供され、月齢・年齢に合わせた自治体からのお知らせをタイムリーに配信するメール・プッシュ機能や、妊娠7〜8か月の面談におけるオンラインアンケート機能を利用して、面談準備とフォローを効率化します。これにより、保護者への情報提供の抜けや相談機会の取りこぼしを減らすことを目指します。
「mila-e おやこ手帳」は電子母子健康手帳を核に、特許取得の予防接種AIスケジューラーをはじめ、地域の子育て情報掲載、イベント・教室検索、子育て施設・医療機関検索、多言語翻訳、公的個人認証・マイナンバー連携など幅広い機能を備えています。綾町ではこれらの機能を組み合わせて、予防接種スケジュールの管理や健診・面談の案内、自治体からの一斉配信を行い、保護者と行政のコミュニケーションを支援します。提供形態はアプリ版とブラウザ版双方が用意されており、利用者の利便性にも配慮されています。
ミラボはまた、自治体向けに「mila-e 認証」(公的個人認証・共通ID管理)や複数続きをまとめる「mila-e 申請」、オンライン予約の「mila-e 予約」、デジタル予診票の「mila-e 予防接種」など関連サービス群を展開しています。綾町では「Aya Baby Memory」を通じてこれらの連携を進めることで、窓口業務のデジタル化や三者間連携(自治体・医療機関・保護者)の促進を図る狙いが示されています。導入に関する問い合わせ窓口は綾町 健康センターとなっています。
詳しくは「株式会社ミラボ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部
