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動く車にも“止まらない通信”を!NTTが切り拓く自動運転時代の新たな通信基盤


NTTドコモビジネスとNTTが、IOWN技術を活用した自動運転向けの通信安定化ソリューションを提供開始します。無線品質を予測して複数回線のマルチパスを制し、自治体の自動運転レベル4遠隔監視導入のリードタイム短縮を狙います。

自治体導入を短縮する通信一括パッケージの仕組み

NTTドコモビジネスとNTTは、移動中の安定通信を課題とするモビリティ向けに、無線品質予測と複数回線によるマルチパス制御、そしてリアルタイムのデータ連携を組み合わせた通信安定化ソリューションを提供します。本ソリューションはIOWN関連技術を活用し、Cradioによる無線品質予測、協調型インフラ基盤によるマルチパス通信制御、intdashによる車載データやカメラ映像、AI解析結果の即時連携をパッケージ化しています。これにより遠隔監視で必要な高信頼・低遅延の伝送環境を提供し、自動運転レベル4の遠隔監視で問題となる映像途切れや遅延のリスクを抑えます。

本ソリューションの導入メリットは、技術要素が個別提供される従来実装と比べ、環境構築や調整のリードタイムを短縮できる点にあります。公共交通分野で担い手不足が深刻化するなか、自治体が実証実験から社会実装へ移行する際に、無線の種類(公衆ネットワーク、ローカル5G、Wi‑Fi等)ごとの品質変動を機械学習で先回り予測し、最適な回線制御を行えることは大きな強みです。さらに、走行データやセンサー情報、AI画像解析の結果をリアルタイムで遠隔監視に連携できるため、遠隔監視員がより正確な状況把握で運行判断を支援できるようになります。

実証データも示されています。実証環境下で「遅延の目安水準400ms以下」の割合は、IOWN技術未適用時の1回線目が92%、2回線目が53%であるのに対し、本技術適用で99%と改善しました。提供開始日は2025年10月8日で、NTTドコモビジスが販売・環境構築を担当し、NTTは協調型インフラ基盤やCradioの研究開発を担います。料金・申込はNTTドコモビジネス営業担当へ問い合わせる運びです。今後は自動運転の遠隔監視のみならず、建設現場や工場、倉庫における遠隔操作・自動化など、移動しながら通信を必要とするユースケースへの展開も想定されています。

詳しくは「NTT」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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