
株式会社Synergy Careerが運営する「就活総合研究所」の調査によると、就活生の56.0%が企業研究において「採用大学ランキング」を参考にしていることが明らかになった。特に「いつも参考にしている」「ほとんど参考にしている」と答えた26.5%は、企業選びで強く意識している様子がうかがえる。
一方で、第一志望の採用大学に自分の大学が含まれていない場合、「絶対にエントリーしない」「多分エントリーしない」と答えた学生は32.0%に達した。ランキングに名前がないことで、挑戦を控える学生が少なくないことが浮き彫りとなった。
採用大学ランキングの印象については「学歴フィルターの証拠」と捉える学生が最多で65人、次いで「応募できるかどうかの目安」(53人)、「自分の大学の評価を確認できるもの」(48人)と続いた。ランキングは警戒の対象であると同時に、自己評価や参考指標として利用されている。
さらに「学歴フィルターを感じる」と回答した学生は59.0%にのぼった。半数以上が存在を実感している一方、「全く感じない」「あまり感じない」と答えた20.0%の学生は、人柄やスキルによる評価を重視する企業文化を認識している。

大学名より重視される要素としては、「コミュニケーション能力」が88人と突出し、続いて「リーダーシップ」「論理的思考力」「資格」「専門知識」などが挙がった。就活生の多くは、学歴への不安を抱きつつも「最終的には自分の力で評価されたい」という意識を強く持っていることがうかがえる。
詳しくは株式会社Synergy Careerまで/DXマガジン編集部
