神戸市は、市内の中小企業を対象に、デジタル化やDX（デジタルトランスフォーメーション）を後押しする「DXお助け隊」事業を展開しています。企業の成熟度に応じた支援体制が特徴で、DXに取り組む前段階の企業には「DXきっかけづくりお助け隊」が業務効率化を支援し、既にデジタル技術を活用して事業転換を図る企業には「DXお助け隊」が寄り添いながら課題解決を進めています。これまでに「きっかけづくりお助け隊」は80件（2022年4月～2025年3月）、「DXお助け隊」は92件（2021年4月～2025年8月）の支援実績を積み重ねました。
支援は神戸市や委託事業者の専門家によって構成され、神戸商工会議所や地域金融機関、ITベンダーなどとも連携。中小企業の現場をよく知る信用金庫と組むことで、支援対象となる企業の発掘にもつなげています。実際の支援例としては、受注管理がアナログに偏っていた食品卸売業者に最適なITツール導入を促し、業務効率化と売上拡大を実現しました。
今後は支援ノウハウを体系化し、市内のさらなる企業に展開。企業ごとの状況やニーズに応じた伴走型の支援を通じて、中小企業の競争力強化を目指します。
詳しくは神戸市まで。
レポート／DXマガジン編集部
