
LIXILが手がける循環型素材「revia(レビア)」が、2025年9月23日から29日まで大阪・関西万博の EXPOメッセ南ホール「サーキュラーエコノミー研究所」に出展される。廃プラスチックの現状を体感できる展示や、子どもでも楽しめるゲームを通して、資源循環(サーキュラーエコノミー)への理解と行動変容を促すことが狙いだ。
「revia」は、複数のプラスチック素材を分別せずに粉砕・押出して、新素材として再生できる技術を持つ。これまで再資源化が難しいとされてきた複合プラスチックを有効原料として使うことで、CO₂排出の削減にも貢献しており、製造処理した1トンの「revia」の製造工程では、従来の廃棄物処理時と比べて 約82%のCO₂削減 が見込まれている。
展示内容には、廃プラスチックを素材として使われる「revia」の実物を確認できるアクリルキューブをひっくり返して構造を理解する展示や、プラスチックの重さのバランスを取る体験ゲームなどが含まれる。訪れた人が自ら手を動かし、知識と感覚の両方で資源循環の意義を体得できる工夫がされている。
この出展は、万博という舞台を通じて一般来場者の「廃プラスチック」「使い捨て文化」などに対する意識を未来志向にシフトさせる絶好の機会となるだろう。LIXIL自身も、このような技術と体験の提供を通して限りある資源を最大限活かす循環型社会への転換を支える存在になることを目指している。
詳しくはLIXILまで
レポート/DXマガジン編集部
