
モリト株式会社は、2025年9月22日から28日まで大阪・関西万博「フューチャーライフヴィレッジ」の「TEAM EXPOパビリオン」にて、サステナブル素材を活用した展示「Rideeco(R)」を開催します。展示では、廃漁網のみを素材としたリサイクル糸「MURON(R)」や、縫製現場で出る布端材を再利用した紙「ASUKAMI(R)」を用いた家具やインテリア、アート作品などが並び、来場者は触覚・視覚を通じて資源循環の現場を体感できます。
展示の主な内容には、トレーサビリティを分かりやすく示すプロセス紹介パネル、素材サンプルの手に取れる体験、さらにはアーティスト・藤元明氏による、漂着ゴミやMURON(R)を取り入れた新作アート作品などが含まれています。こうした取り組みは、素材の“ストーリー”を伝えることで、消費者の意識に変化をもたらすことを狙っています。
モリトは創業117年を誇り、アパレル付属品やファブリック素材製造で培った技術力をベースに、「Rideeco(R)」というサステナブルプロジェクトを推進してきました。今回の万博展示には、アパレル、マテリアル、アートの各分野の企業・団体が共創パートナーとして参画し、素材の活用幅の広さも見どころです。
このような展示は、デザインや機能だけでなく素材そのものの生産背景・廃棄プロセスを見える化することで、「使う側」がどう選ぶかを考えるきっかけになるでしょう。環境配慮・資源循環が「付加価値」として認められつつある今、素材をつくる企業だけでなくデザイナー、ブランド、消費者それぞれに新しい可能性を拓く試みといえます。
詳しくはモリト株式会社まで
レポート/DXマガジン編集部
