ソニーネットワークコミュニケーションズがAIナレッジプラットフォーム「Shpica」を発表しました。9月8日申込開始、10月1日提供開始。AIが社内のファイルと人を横断解析し、PoCでは3カ月で約500件のナレッジ蓄積、日次アクティブ率40％超を確認しました。
Shpicaが実現する「発見」「構造化」「接続」
Shpicaは自然言語での問いかけに応え、テキストや画像、PDFといった組織内の多様な情報を横断検索する「AI Ask Search」を備えています。これにより、質問するだけで関連ナレッジと社内の最適な専門家が即座に提示され、個人の人脈に頼らない相談が可能になります。さらに「Knowledge Converter」は過去資料や議事録を自動分析して情報を分類・リンク化し、アップロードしたファイルから自動でナレッジを生成します。文章の校正や不足情報の補完も行えるため、ナレッジ作成の負担を軽減します。
また「Expert Finder」は従業員のプロフィール、スキル、投稿履歴などプラットフォーム上のあらゆるデータをAIで解析して隠れた専門家を特定します。新着ナレッジを関心のある従業員へ自動配信する「Personalized Broadcast」も順次提供予定で、部門や地域、世代を超えた協働を促進します。PoCでは開発部門約100名で導入3カ月で約500件のナレッジ蓄積、日次アクティブ率40％超を記録しました。提供はSaaS型で月額10万円（税抜）から。なお一部機能は順次リリース予定、技術の一部は特許出願中です。
詳しくは「ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部 權
