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就活生の8割超が生成AIに依存。採用現場は対応できている?


ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza」を運営するpaiza株式会社が、2026~2029年卒予定の学生を対象に実施した「生成AI利用に関するアンケート」(有効回答1,075名、調査期間:2025年5月9日〜16日)の結果を発表しました。調査では回答者の約84%が生成AIを日常的またはたまに利用していると回答しており、世代が若いほど利用率が高い傾向が示されました。特に2026年・2027年卒の利用率はそれぞれ90.5%、90.4%と高く、2028年は80.9%、2029年は66.5%という分布になっています。

生成AIの利用場面については、「個人的な調べ物・検索」が66%、「趣味」が65%といった個人的利用に加え、「大学の課題(レポート作成など)」や「大学の授業」がそれぞれ60%、「大学以外での学習」が48%と、学習目的での活用が顕著でした。学習ツールとして生成AIが幅広く定着していることがうかがえます。

就職活動における生成AIの利用状況も明らかになっており、就活経験者のうち26卒では80.6%、27卒でも56.2%が就職活動で生成AIを利用したことがあると回答しました。就活時の利用用途は多岐に渡り、「自己分析(壁打ち相手としての活用)」が63%、「エントリーシートの作成」が62%、「業界・職種研究」が40%、「企業研究」が38%、「自分の適性理解」が28%、「就職活動用ポートフォリオの作成」が16%など、情報収集から文章作成まで幅広く使われています。

paizaの調査は、生成AIがITエンジニア志望の学生にとって学習から就職活動まで不可欠なツールになりつつある実態を示しています。調査の全体考察では、生成AIの普及を前提とした学生の特性理解や評価方法の見直しが企業側にとって必要になる可能性が指摘されています。従来のペーパーテストや簡易的な面接にのみ依存したスキルの見極めは難しくなり、選考フの工数増大やミスマッチによる早期離職のリスクが懸念されるとしています。一方で、生成AIは学生が自身の能力を拡張する強力な手段ともなり得るため、企業は生成AIを使いこなす人材を適切に評価し育成する環境を整備することが競争力強化につながるとも述べられています。

詳しくは「paiza株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松

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