
NTTデータは2025年6月から千葉興業銀行にGHG可視化プラットフォーム「C‑Turtle FE」を提供開始しました。投融資先の一次データを反映し、ファイナンスド・エミッション算定の精度向上と削減を後押しします。地域のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みが加速します。
投融資の排出量を一次データで見える化

NTTデータは、金融機関およびその投融資先を対象としたGHG排出量可視化プラットフォーム「C‑Turtle FE」を千葉興業銀行へ提供開始しました。提供開始は2025年6月で、これにより千葉興業銀行はファイナンスド・エミッション算定の高度化を図り、投融資先へのエンゲージメントを強化できます。C‑Turtle FEは、サプライヤーや投融資先の実測値である一次データを活用する「総排出量配分方式」を採用し、国際基準であるPCAFスタンダードに準拠した算定を可能にします。
この仕組みを通じて、投融資先の削減努力が銀行側のScope3削減効果として取り込める点が特徴です。千葉興業銀行は2030年度までの「サステナブルファイナンス累計実行額1兆円以上」の目標や、2040年度のScope1・2カーボンニュートラル達成を掲げており、今回の導入はその実現に向けた重要な一歩となります。NTTデータは長年の金融システム提供で培ったノウハウを生かし、C‑Turtle FEを軸に金融機関と投融資先のGHG削減支援進め、地域やサプライチェーン全体の脱炭素化に貢献する方針です。
詳しくは「NTTデータ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權
