
今日27日午前3時、青森県八甲田山系の酸ケ湯では積雪が208センチに達し、全国で今季初めて積雪2メートル以上となりました。昨季、全国で初めて積雪が2メートル以上となったのは2024年12月17日(酸ケ湯204センチ)でした。
●青森県の酸ケ湯で積雪2メートル以上 27日の日中も北日本は大雪の恐れ
日本付近は冬型の気圧配置が強まっているため、北~東日本の日本海側を中心に大雪となっている所があります。今日27日午前3時に青森県八甲田山系の酸ケ湯では積雪が208センチに達し、全国で今季初めて積雪2メートル以上となりました。昨季、全国で初めて積雪が2メートル以上となったのも酸ケ湯で2024年12月17日(204センチ)でした。
今日27日の日中は冬型の気圧配置は次第に緩みますが、北日本の上空には強い寒気が居座るでしょう。北日本の日本海側では更なる大雪となる恐れがあり、特に東北の山沿いでは降雪量が多くなる見込みです。また、北日本では風も強く、猛吹雪となる恐れもあります。
大雪による交通障害、屋根からの落雪、建物や農業施設等への被害などに十分ご注意ください。また、電線や樹木への着雪、なだれにも注意が必要です。
●短時間の大雪 注意点は?
短時間で積雪が急増するような時は以下のことに警戒が必要です。
①道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
②「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。
③道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。
このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、交通情報をこまめに確認してください。
