
明日15日にかけて、北海道では大雪や猛吹雪になる所も。交通への影響に警戒が必要。20日(土)頃からは高傾向に。積雪の多い地域では落雪やなだれに注意。
●明日15日 北海道で大荒れ 大雪や猛吹雪による交通障害に警戒
明日15日かけて、低気圧が急速に発達し、日本付近は次第に冬型の気圧配置に変わるでしょう。北海道を中心に大荒れの天気になるため、交通への影響に警戒してください。
また、北海道では大雪になる所があり、積雪が一気に増える所があるでしょう。
24時間予想降雪量(明日15日6時まで多い所)
日本海側北部、日本海側南部、太平洋側西部50センチ
太平洋側東部、オホーツク海側北部、オホーツク海側南部70センチ
その後、24時間予想降雪量(16日6時まで多い所)
日本海側北部40センチ
日本海側南部、太平洋側東部で30センチ
オホーツク海側北部、オホーツク海側南部50センチ
湿った重たい雪による電線への着雪や、なだれ、落雷に注意が必要です。
●冬道運転の「ふゆとじこ」に注意
大雪になるときは、不要不急の外出を避けたい所ですが、やむを得ず車を運転する際は、気をつけていただきたいポイントが5つあります。
①冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしてください。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
②ゆっくり慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
③時には迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを一時的に変更するのも良いでしょう。
④時間に余裕をもって出発しましょう。慌てると凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
⑤こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
以上の5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。
●明日14日 全国的に北よりの風が強い 東北では昼頃まで雨や雪 土砂災害に注意・警戒
明日15日は東北では昼頃まで雪や雨の降る所があるでしょう。これまでに降った雨や地震の影響により、地盤の緩んでいる所があります。昼前までは土砂災害に注意、警戒を続けてください。
関東から九州は日中、おおむね晴れるでしょう。ただ、日本海側では昼前まで雨や雪が降る所もありそうです。関東や東海の標高の高い所でも雪雲や雨雲の流れ込む所があるでしょう。
最高気温はこの時期らしい所が多いですが、全国的に北よりの風が強く、体感温度を下げそうです。厳しい寒さになった関東では最高気温は14℃くらいまで上がりますが、数字よりも寒く感じられるでしょう。マフラーや手袋などで防寒をしっかりと行ってください。
●16日(火)以降の天気 20日(土)頃から高温傾向
明後日16日は北海道の雪も次第に止む見込みです。全国的に風も収まり、19日(金)にかけては晴れる所が多いでしょう。
20日(土)から21日(日)は東海を中心に雨が降りそうです。この頃から気温はこの時期としては高めで経過し、札幌でも20日(土)は8℃くらいまで上がるでしょう。東北から九州も平年を上回り、特に福岡では20日(土)と21日(日)は20℃以上と、季節外れの暖かさになりそうです。
