
今日25日は黄砂が沖縄や奄美、西日本に飛来するでしょう。明日26日の午前中にかけては東海の一部にも飛来する見込みです。また、28日(金)にも沖縄から北海道にかけて広く黄砂が飛来する予想で、注意が必要です。
●今日25日 沖縄や奄美・西日本に黄砂が飛来
今日25日、黄砂が沖縄や奄美、西日本に飛来するでしょう。明日26日の午前中にかけては東海の一部にも飛来する見込みです。また、28日(金)にも沖縄から北海道にかけて広く黄砂が飛来する予想で、注意が必要です。
黄砂が飛来すると、自動車や洗濯物などに黄砂が付着し、汚れることがあります。洗濯物は部屋干しが安心です。車に黄砂が付着してしまった場合は、タオルやぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことがあります。高圧洗浄などの水洗いが効果的とされていますので、洗浄がおすすめです。さらに、環境省によりますと、黄砂の飛来によって、アレルギー症状や呼吸器疾患の悪化も指摘されており、注意が必要です。
●なぜ季節外れの黄砂が飛来?
黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。
黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)です。ただ、今年は、発生域で雨が少なく、乾燥状態が続いていたため、低気圧による強風で黄砂が舞い上がりやすく、この時期でも黄砂が飛来しやすくなっています。
●黄砂の健康への影響を予防するには
黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。
① 日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。
② 黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。
③ 黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。
