
東日本と西日本では今月11月1日から昨日20日までの合計降水量が平年を下回っていて、関東や九州などでは平年の20%以下という所も多くなっています。この先も雨が少ない予想で、空気の乾燥が続きそうです。火の取り扱いや体調管理などに注意してください。
●東日本太平洋側・西日本は降水量が大幅に少ない
今月(11月)1日以降、東日本と西日本では降水量が平年を下回っています。
今月(11月)1日から昨日20日までの20日間の合計降水量は、東日本の太平洋側や西日本で平年より大幅に少なくなっています。特に関東や東海、九州北部では平年の20%以下という所も多くなっていて、さいたま市では平年の9%、大分市では平年の14%となっています。
東京都心も平年の25%にとどまっていて、今月11日以降、1ミリ以上の雨が降っていません。
今日21日も、東日本の太平洋側や、西日本を中心に空気が乾燥していて、正午までの最低湿度は、山梨県山中湖村で24%、北海道の中標津町で28%、埼玉県寄居町で29%、佐賀県唐津市で30%などとなっています。
この先、日本付近は移動性の高気圧と、低気圧や前線が交互に通過し、短い周期で天気が変わる見通しです。ただ、東日本や西日本の太平洋側では晴れる日が多く、この先も空気が乾燥が進みそうです。
●1か月予報 東日本・西日本は少雨傾向 空気が乾燥しやすい
昨日20日発表された最新の1か月予報によると、この先1か月の降水量は、東日本と西日本、沖縄・奄美で少ない傾向です。
日本海側の地域では平年より、くもりや雨・雪の日が少なく、太平洋側では平年に比べて晴れる日が多い予想です。そのため、空気は乾燥しやすいでしょう。
火の取り扱いや、ノドの乾燥による体調管理などに十分注意が必要です。
●空気が乾くと肌も乾燥 対策は?
冬は、空気が乾いて気温が低くなるため、お肌の水分が蒸発して「乾燥肌」になりやすい季節です。乾燥肌を防ぐには、次のようなことに注意が必要です。
① お風呂は、ぬるめのお湯で、入浴時間は短めにしましょう。体をゴシゴシと洗いすぎす、泡立てた石鹸で、肌を優しく洗うのがおすすめです。お風呂上りには、すぐにボディクリームやローションなどで、お肌を保湿してください。
② 過度の暖房や電気毛布、こたつは、お肌の乾燥を引き起こすおそれがあるので、注意が必要です。
③ 衣類や寝具などは、直接、お肌に触れるため、素材選びがポイントです。シルクやコットンなど、刺激が少ない物がおすすめです。
もし、かゆくなってしまったら、市販の軟膏を塗ったり、冷やしたりするなどの対応をしましょう。それでも症状がよくならないときには、早めにかかりつけ医を受診してください。
