
今夜以降、しし座流星群の活動が極大に。放射点が東の空に昇る、明日18日の未明ごろから観測できそうです。また今年は例年よりも活動がやや活発になるとの予想も。各地の天気や観察ポイントをまとめました。
●しし座流星群が極大に
今夜以降、しし座流星群の活動が極大を迎えます。「しし座」の放射点が昇ってくるのは、明日18日に日付が変わる頃です。放射点が高くなる明日18日の未明から明け方が見頃となります。
しし座流星群の例年の出現数はそれほど多くなく、1時間に数個程度ですが、今年はやや多くなるという予想もあります。
また月明りの影響も、かなり小さいとみられます。明日18日の午前4時以降に、かなり細い月が夜空に昇ります。月明りに邪魔されることはあまりなく、観測の条件は良さそうです。
●今夜以降の天気は?
今夜から明日18日の明け方にかけては、太平洋側を中心に晴れるところが多くなりそうです。
北日本の太平洋側ではおおむね晴れ。また関東や東海、西日本も太平洋側を中心に晴れるところが多く、天体ショーを楽しめるところが多くなりそうです。ただ上空には次第に寒気が流れ込みます。夜は冷たい風も吹いて、いっそう寒く感じられそうです。コートや手袋などで、寒さ対策をしてください。
北日本の日本海側や北陸では、観測にはあいにくの天気です。明日18日にかけても断続的に雪雲や雨雲が流れ込み、星空は見えにくいでしょう。
また沖縄も厚みのある雲に覆われる見込みで、流星群を見るのは難しそうです。
●流れ星をきれいに見るコツ
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
① できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
② できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③ 空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ 明日18日に昇る月は、かなり細い月です。月明りの影響は小さいでしょう。
