
厚生労働省が、今日17日(金)に発表した「インフルエンザの発生状況」によると、令和7年第41週(令和7年10月6日から令和7年10月12日まで)分の定点あたり報告数は、前週よりも増え、昨年同期よりも多くなっている。来週は気温が平年よりも低い日が続く見込み。日ごとの気温の変化が大きいため、体調管理にご注意を。
●インフルエンザ患者 昨年同期を上回る
17日(金)、厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和7年第41週(令和7年10月6日から令和7年10月12日まで)分の定点あたり報告数は「2.36」と、前週の「1.56」より増加しました。
昨年同期の定点あたり報告数は「0.89」でしたので、昨年同期の2倍以上の患者数となっています。
今シーズンは、2週間前にインフルエンザの流行シーズンに入ったと厚生労働省から発表がありました。
厚生労働省は、手洗いや適切なマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。
●この先は北日本を中心に最高気温が平年より低い 朝晩は全国的に日ごとに低下
この先は、明日18日(土)の雨を境に、北日本にはこの時期としては強い寒気が流れこむ見込みです。札幌では19日(日)以降、最高気温が平年よりも低い日が続くでしょう。東京も20日(月)からは20℃に届かない日が多くなり、昼間も肌寒い日が増えてきそうです。
また、移動性高気圧に覆われて晴れる日は、空気が乾燥します。室内では適度な湿度を保ち、こまめな換気を心がけましょう。
日ごとの気温の変化で体調を崩しやすい時期のため、日ごろから食事や睡眠をしっかりと取り、体調を崩さないようお気を付けください。
●空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。
