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今日16日の午後は日本海側を中心に雷雨や激しい雨 警報級の大雨の恐れ


今日16日(木)の午後は、日本海側を中心に警報級の大雨になる所があるでしょう。雷を伴った激しい雨が降り、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

●16日午前中から非常に激しい雨の所も

今日16日(木)は、前線を伴った低気圧が、朝鮮半島付近から日本海に向けて進み、前線が西日本にかかっています。前線や低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で、北海道から九州北部にかけての広い範囲で、曇りや雨となっています。朝のうちは西日本の太平洋側を中心に発達した雨雲がかかりました。徳島県海陽町で1時間に56.0ミリ、高知県室戸岬の佐喜浜では54.5ミリ、長崎県対馬市鰐浦では51.0ミリ(10月としては1位の値)の非常に激しい雨が降りました。

●16日午後は日本海側を中心に警報級の大雨

午前11時現在、日本海に活発な雨雲が南北に長く広がり、日本海側にかかり始めています。このあと、この活発な雨雲や雷雲が東北から九州を南下するでしょう。大気の状態が非常に不安定になるため、局地的に雷を伴った激しい雨が降りそうです。前線が通過するタイミングの短い時間で雨が降り方が強まることもあるでしょう。太平洋側でも、風向きの違う湿った空気がぶつかる所で、発達した雲が発生する見通しです。今雨が降っていない地域でも、これからのお出かけには傘を忘れないようにしてください。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷、ひょう、竜巻などの激しい突風にも十分に注意してください。

●大雨が発生 とるべき対応は

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。

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