
さらなる飛躍に期待をかける。DeNA前監督の三浦大輔氏(51)が14日、横浜市内で「京急百貨店×ウィング上大岡 PRESENTS クリスマストークショー」に石上泰輝内野手(24)、林琢真内野手(25)と出演。「来季、しっかり自分の居場所を確保できるように頑張ってほしい」と、終盤に台頭した二遊間コンビにエールを送った。
巨人とのCSファーストS第2戦、4時間31分の熱戦で勝利の立役者となった2人だ。1点を追う延長11回2死から、石上が内野安打で出塁。二盗に成功すると、続く林が同点打を放ち、劇的サヨナラにつなげた。「石上は粘りの内野安打から盗塁をしっかり決めて、今年の成長した姿だった。林も粘って逆方向に1本、非常に大きな自信になったと思う」。「今季印象に残っている試合」に挙げたのは、監督として指揮を執った5年間で最後の白星となった一戦だった。
立場は変わるが、選手たちへの期待は変わらない。「レギュラーを取る素質がある2人。また新たな一面を見せてくれるんじゃないかとワクワクさせてくれる選手」と、来季も活躍を見守っていく。
二塁を定位置にする牧秀悟内野手(27)がいるため、2人は遊撃を争うライバルでもある。「戦いに勝っていかないといけない」と林。石上も「試合に出たいっていう気持ちは誰にも負けない」と静かに闘志を燃やす。リーグ優勝には、チーム内の競争も必須。“ハマの番長”は「外から俯瞰(ふかん)して見てます」と笑った。【山本佳央】
