
カブス残留を決めた今永昇太投手(32)が「リング」入り新グラブで優勝リングを目指す。5日、大阪市のミズノ本社でブランドアンバサダーミーティングに参加。来季からグラブ内側の薬指部分に、フィット感を高めるリングを装着する意向を明かした。「手がグラブの中で遊ばないよう、なるべく一体感が欲しいので。手の動きとグラブでラグが生じると力みにつながってしまう」と話した。
今永のグラブ使いは独特だ。腕の振りが「横回転になっている時は縦に使えるよう」小指部分に薬指も一緒に2本入れる日、1本ずつ入れる日を使い分ける。一時検討した癖バレ防止の33センチ、800グラムの巨大グラブ使用を取りやめ、31センチ、700グラムという日本時代と同じサイズでフィット感を高めていた。また、寒い時期もアンダーシャツは「着てない感じがほしい」と半袖を着用していたが、伸縮性の増した新素材を試し、長袖の着用も検討している。
来春WBCの出場については、主催者から質問が制限された。3月の日本開幕戦翌日には「今年32歳ですけど、35歳になっても40歳になっても45歳になっても日本代表には憧れを持っています」と答えていた。2大会連続の優勝リング獲得となるか、動向が注目される。【斎藤直樹】
