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菅野智之、ヤンキース戦5回途中5失点も「実は彼の球の速さに驚いているんだ」投手コーチ


オリオールズの菅野智之投手がヤンキース戦で初失点を喫しました。菅野は4回2/3を投げて6安打5失点、2四球、4三振という結果となり、オープン戦での防御率は3.00となりました。この試合では特にヤンキースの打者たちを相手に苦戦し、2ランと3ランホームランを浴びました。菅野は今オフ、巨人からの海外FA権を行使し、オリオールズと1年1300万ドルの契約を結びました。フレンチ投手コーチによれば、菅野のコントロールは優れており、球速も予想を上回るもので、特に直近では94マイル(約151キロ)を頻繁に計測しています。彼のさらなる活躍が期待されます。

オリオールズ菅野智之投手(2025年1月撮影)

<オープン戦‥オリオールズ7-9ヤンキース>◇20日(日本時間21日)◇フロリダ州サラソタ

オリオールズ菅野智之投手(35)が、オープン戦5試合目で初失点した。ヤンキース戦に先発し、4回2/3を投げて6安打5失点、2四球4三振。球数は84球。これでオープン戦は5試合で計15回を投げて11安打5失点、5四球15三振で防御率3・00となった。

菅野は初回、1死から2番ジャッジに四球。3番ベリンジャーを空振り三振に仕留めたが、4番ドミンゲスに中前打を打たれて2死一、二塁となり、続く5番チザムに初球を右翼フェンス直撃の二塁打とされ2点を失った。

2回は先頭に右前打を許すも、後続をきっちり抑えて無失点。だが1-2の3回、先頭ジャッジを再び四球で歩かせ、続くベリンジャーの右前打で無死一、三塁のピンチ。ドミンゲスを右飛に打ち取ったが、チザムにカウント1-1から内角球を捉えられ、右越え3ランとされた。4回は3者凡退。5回も続投し、先頭ジャッジをフルカウントからスライダーで空振り三振、ベリンジャーを中飛に打ち取ったところで降板した。

4回にベンチからインタビューに応じたフレンチ投手コーチは、菅野の投球について「彼のコントロールは本物。登板する度に制球の良さを示している。今日の対戦相手はこれまでの相手よりもネームバリューがある選手が多い。こういう試合を経験していく必要がある」とコメント。さらに「彼は自分自身のことを理解していて、成功するためにやるべきこともわかっている。実は、彼の球の速さに驚いているんだ。前回は95マイル(約153キロ)を計測したし、94マイル(約151キロ)を何度も出している」と、期待以上の球速が出ているとも明かした。

菅野は今オフ、巨人から海外FA権を行使してオリオールズと1年1300万ドル(約19億5000万円)で契約。2月26日のパイレーツ戦でオープン戦初登板を果たし、そこから4試合連続で無失点に抑えていた。

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