「昭和100年」のペナント開幕が迫る。昨季、歴史的敗北を喫した西武は、新世代の台頭が急務だ。一方で“昭和生まれトリオ”の活躍はまだまだ欠かせない。
“真獅子の骨牙コンビ”とファンに愛され続ける中村剛也内野手（41）、栗山巧外野手（41）の2人に加え、「僕はシッポがいい」と言った炭谷銀仁朗捕手（37）のベテラン3人は、今季も大事な戦力だ。
2月、各自のキャンプ地でそれぞれに同じ質問をぶつけると、個性とともに、節々にライオンズ再建への思いがにじんだ。全5問をお届けします。【取材・構成＝金子真仁】
【第1問】中村剛也といえば？
◆中村剛也の場合
中村剛也といえば？ これ。こんな感じ。適当な人。なぜ適当？ 分かんない。だから適当な人。
◆栗山巧の場合
見ての通り。ホームラン。人物的にはまぁ、どんな言葉が当てはまるのか。大ざっぱではあると思うんですけどね。ハッキリとした考え方と性格の持ち主だとは思います。でも対照的に繊細な部分も持ち合わせてて。自分をしっかり持ってるかな。ちゃんと。意外と細かいところまでちゃんと考えてたりとか。
◆炭谷銀仁朗の場合
先輩ではありますけど、すっっごい安心感のあるキャラクター。どう接しようとかは考えたこと、ないかな。何ていうか、お気に入りのぬいぐるみがないと寝られない子どもって、いるじゃないですか。同じ気持ちっす。マスコットです。いたら落ち着くみたいな。（つづく）
