公共交通機関を利用できるキャッシュレスといえば、SuicaやICOCAなどの交通系電子マネーが一般的です。
一方で、最近ではクレカのタッチ決済で利用できる公共交通機関も増えてきました。
タッチ決済のさらなる普及のためか、太っ腹なキャンペーンが開催中ですので紹介します。
税金をクレジットカード決済やスマホ決済で支払うデメリットはあるのか
(6/20まで)対象公共交通機関でのVisaタッチで50%キャッシュバック
≪画像元:Visa≫
6月1日始発~6月20日終電の期間中、対象交通機関の改札機にて、Visaのタッチ決済で乗車してください。
期間中の合計乗車料金の50%が、8月上旬以降にキャッシュバックされます(上限500円)。
6月20日の深夜(0時を過ぎて終電まで)取引は、20日扱いのため対象です。
対象カード
日本国内で発行されたタッチ決済対応のVisaカードが対象です。
クレジットカードだけでなく、デビットカード、プリペイドカードでも構いません。
家族カードや1人で複数枚の対象カードを持っている場合も全て対象ですので、1人で対象カードを4枚持っていれば、最大2,000円のキャッシュバックを受けられます。
Apple Pay・Google Payやウェアラブル端末によるVisaのタッチ決済も対象です。
Apple Pay・Google Payに設定すると対応するカードもあり
≪画像元:三井住友カード≫
自分のカードがタッチ決済に対応していないので新規発行しようと考えている人、ちょっと待ってください。
カード現物がタッチ決済未対応でも、Apple Pay・Google Payに設定すればタッチ決済対応となるカードもあります。
例えば三井住友カードの場合、Apple Payに設定したカードの画像をiPhoneなどで見てください。
iDとともに「VISA」のロゴがあれば、タッチ決済を利用できます。
対象外カード
ただし、以下のカードはどんな方法を使っても対象外です。
・ユーシーカード株式会社・株式会社クレディセゾン・UCカードグループ各社の発行するUCコーポレートカード
・株式会社ビューカードが発行するビュー法人カード
・株式会社日産フィナンシャルサービスが発行する日産カードコーポレート
・PayPayカード株式会社が発行するカード
・西日本旅客鉄道株式会社が発行するJ-WESTカード
・株式会社Paidyが発行するペイディカード
・株式会社ULTRAが発行するultra payカード
・株式会社EVERING(エブリング)が発行するEVERING
・株式会社miiveが発行するmiiveカード
・株式会社FIVOTが発行するIDAREカード
・GMOイプシロン株式会社発行のCycle byGMO
・BASE株式会社発行のBASEカード
・住信SBIネット銀行株式会社が発行するカード
メジャーどころですと、セゾンカードやPayPayカード、J-WESTカードが対象外です。
対象の公共交通機関
≪画像元:Visa≫
・北都交通
・福島交通
・富山地方鉄道(バス)
・江ノ島電鉄
・アルピコ交通
・南海電鉄
・広島電鉄
・JR九州
などが主な対象の公共交通機関で、結構なメジャーどころが名を連ねています。
改札機・バス車内設置の対応端末へのタッチのみ対象
≪画像元:Visa≫
対象の公共交通機関の改札機、バス車内に設置されたVisaのタッチ決済対応端末にて、Visaのタッチ決済で乗車運賃を支払った取引が対象となります。
券売機や窓口カウンターでのタッチ決済は、対象外です。
バスや路面電車では、乗降車時の2回タッチする場合と、降車時のみタッチする場合があります。
≪画像元:南海電鉄≫
電車の場合、タッチ決済に対応している駅が限られている場合があります。
対応していない駅での乗降車には注意してください。
割引運賃・複数人はタッチ前に声掛けを
小児運賃や障がい者割引運賃などを希望する人、複数人をまとめた精算を希望する人は、タッチする前に係員や運転手に声掛けをしてください。
声掛けをしないと、普通運賃として処理されてしまいますよ。
今後ますますタッチ決済対応事業者は増える
≪画像元:Visa≫
この夏、東急電鉄でもタッチ決済の実証実験が始まる予定です。
運賃表とにらめっこしなくても、交通系ICの残高を気にしなくても、安心して利用できますね。
しかし、交通系ICと比較して反応速度が若干遅いので、余裕を持って利用しましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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