大型家電の寿命はどれも10年前後とされているものが多いです。
新婚や家の購入で一気にそろえた人は買い替えのタイミングも一気に来る人がいると思います。
大型家電の買い替えは、壊れてからでは間に合わないことがほとんどです。
前もってどんなことを意識しておくとよいか解説します。
大型家電の買い替え周期は?
大型家電は、引っ越しや就職、結婚、出産といったライフスタイルが大幅に変わるときに一気に購入することが多いものです。
購入するタイミングが同じなだけに、不具合や不調が出るタイミングも被ってきます。
電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、テレビなどわが家も例にもれず子供が小学校に上がったタイミングで一気に買い替えの時期がやってきました。
各大型家電の寿命の目安はこちら。
・冷蔵庫:10~12年
・洗濯機:6~8年
・エアコン:7~8年
・液晶テレビ:7~10年
・パソコン:約5年
・電子レンジ:約7年
家電量販店で寿命を聞くとだいたいこれくらいの年数が目安だと言われました。
家電によってはこの画像のように設計上の標準使用期間が書いてあるシールが貼られていることも。
≪洗濯機の標準使用期間が書かれているシール≫
そのほかにも家電には製造年が書かれているシールが貼られていることも多く、耐用年数と併せて買い替え時期の目安としてチェックしておくと心構えができます。
耐用年数が近づいてきたら意識しておきたい3つのこと
大型家電の購入スケジュールをある程度把握した後は、それに向けて準備をしていきます。
大型家電購入に向けて毎月の貯蓄プランを立てる
大型家電、特に冷蔵庫や洗濯機は価格も大きく毎日使うものなので壊れてから慌ててお金を用意するのも大変です。
耐用年数が近づいて来たら毎月の貯蓄に家電用の品目を足しておくのも一つの方法です。
毎月数千円でも、2~3年積み立てておけばある程度まとまった金額になります。
前もって用意しておけば家計へのダメージも少なくなるでしょう。
冷蔵庫なら、家族4人で容量が450~600リットルのものが一般的です。
容量450リットルの冷蔵庫の平均価格は15~20万円
容量600リットルの冷蔵庫の平均価格は25~35万円
筆者は2013年に容量600リットルの冷蔵庫を約30万円で購入しました。
そろそろ耐用年数が近づいているので、冷蔵庫用貯蓄を開始する時期です。
毎月5,000円を3年間積み立てると18万円になります。
同程度の冷蔵庫を購入するなら、2/3近くの金額を積み立てでまかなえます。
大型家電購入に向けて決算やセール時期のスケジュールを把握しておく
実は家電量販店では決算セール以外にも特定の家電が安くなりやすいセール時期というものがあります。
それは各家電のモデルチェンジが行われる時期。
この時期は型落ち品と呼ばれる、前年度のモデルが安くなる時期です。
エアコンなら普及種は3~4月、高機能な上位機種は10月ごろに新製品が出ます。
特にハイエンドモデルは夏が終わり、エアコンの需要がひと段落する10月ごろに前年度の機種の価格が下がるので、リビングのメインエアコンなど充実した機能のモデルを狙うならこの時期がおススメです。
ライフスタイルが大きく変わる時期の前後にかぶらないようにする
家電の購入は金額も大きく、貯蓄が一気に減って不安になります。
前もって購入計画を立てておけば、ライフスタイルの大きく変わる時期に家電の購入がかぶるのを避けることができます。
特に子供の高校受験や大学受験にかぶってしまうと、一気に出ていくお金が多くなり大変です。
耐用年数を参考にしつつ、受験などの大きな金額の動く1年くらい前には大きな家電を購入しておくと、その後数年間は安心できます。
大型家電を買い換えるメリットとは
使い勝手の良い愛着のある家電もいつかは不具合が出てきたり壊れたりします。
実は大型家電は、約10年ごとに大きなモデルチェンジが行われています。
特に省エネ性能がアップすることが多く、買い替えによって電気代が大幅に安くなり、長い目で見てもお得になるパターンのほうが多くあります。
また、最安値を狙うよりは、家電量販店を一つに絞ってポイントを貯めていくのも良いでしょう。
貯まったポイントをさらに別の家電の買い替えに使いまわせるというメリットがあります。
大型家電の耐用年数やセール時期を知ることで、購入スケジュールを立てよう
大型家電の購入は前もって準備しておけば家計へのダメージも少なく済み、慌てることも少なくなります。
気になっている家電がある場合は、毎年いつごろ新製品が出るのか、家電量販店で安くなる時期はいつごろか、ということをリサーチしておけば賢くスムーズに買い替えができるでしょう。(執筆者:松田 潔子)
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