
1988年の創業以来、ジャンルや時代に左右されず独自のスタイルを提案する「NEPENTHES(ネペンテス)」。今もなおファッションシーンを牽引する同セレクトショップの大阪店が今年15周年を迎え、アニバーサリーパーティーを開催。関西エリアのネペンテスラバーが集結した様子をお届けします。
開拓精神で営むショップが今年で15周年。

梅田と心斎橋の間にある靭公園に隣接し、繁華街よりも落ち着いた時間が流れる場所に店を構える「ネペンテス 大阪」。ファッション未開拓ともいえるこのエリアで2010年にオープンし、今年で15周年。加えて、同店から徒歩圏内にある「ネペンテス ウーマン 大阪」もこのタイミングで5周年を迎えた。
そんな2店舗の周年を記念したアニバーサリーパーティーが開催されるということで、ゴーアウトチームも会場となる大阪店に足を運んだ。
ネペンテスLOVERが集結したレセプションパーティー。


会場には、関西エリアを中心にゲストを呼び、オープンとともに店内は瞬く間に賑わいを見せた。ネペンテスの東京チームも、記念すべき年を祝うべく集合した。


パーティー当日の目玉として、翌日から発売開始となる15周年を記念して製作された限定アイテムを先行販売。ゲストは貴重なスペシャル品を手にとり、嬉しそうに試着したり、ネペンテススタッフと会話しているのが印象的だった。

さらなるサプライズとなったのが、オリジナルクラフトビールの販売。昨年、ネペンテスが新プロジェクトとして始動させた「花、太陽、雨」の拠点である、北海道美瑛町にできたビアホール。


そこで提供している「花、太陽、雨」、「NEEDLES」、「ENGINEERED GARMENTS」、「SOUTH2 WEST8」と名付けられた4種のビールがパーティーに並んだ。このビールは店舗では初展開ということで、ゲストたちも4つの味をしっかりと堪能し、お土産として購入するヒトが続出。

また、ビールのあてとなるケータリングも用意。ネペンテスが発行するバイリンガル雑誌「NEPENTHES in print #21」では、大阪近隣の飲食店をはじめ、厳選スポットを紹介。他業種とのコミュケーションを取り、こういった機会に活用しているのはネペンテスならでは。

こちらは来場者のみに配布されたオリジナルバンダナと缶バッチ。デザインは大阪店の入り口に設けられた柵をモチーフに、ネペンテス 大阪のブラック×ホワイト、ネペンテス ウーマン 大阪のブラック×ピンクと、両ショップのテーマカラーを採用。
ゲストたちはノベルティを受け取ると、その場で缶バッチをウエアやバッグに着けたり、バンダナを広げて身に着ける姿が多く見受けられた。
アニバーサリーを彩る限定プロダクト。

続いて忘れてならないのが、パーティーにて先行発売されたスペシャルアイテム。周年を彩るアイテムとあって、注目度は申し分なし。
Rebuild By Needles
まずは、2010年にスタートした「ニードルズ」のコレクションライン、「リビルド バイ ニードルズ」のリメイクアイテム。

左/Zipper Work Hoody ¥64900、Strap Back Cap ¥16500 右/H.D. Painter ¥44000
ユーズドデニムを再構築し、パープルとピンクのハンドペイント、さらに後染めとブリーチを施したフーディ、パンツ、スカート、キャップを展開。手間暇かかる加工を施し、1点1点表情が違うスペシャルアイテム。
NEPENTHES × Unlikely
続いて、昨年ネペンテス ニューヨークでのPOP-UPストアが話題となった「アンライクリー」とのコラボアイテム。

ブランドらしいロゴ使いが冴えるカットソー、ソックス、ユーティリティバッグ、キャップなど5型を用意。

BASEBALL CAP ¥7700

左/T-SHIRT ¥7150 右/L/S T-SHIRT ¥8250

左/SOCKS ¥2750 右/ONE SHOULDER BAG ¥8800
「ニューヨークでのポップアップの経緯もあって、今回の話をいただけて嬉しかったです。そのなかでもネペンテスの「n」ロゴを逆さまにして、アンライクリーの「u」として使ったことがプロジェクトのアイコンになりましたね。じつは、過去にこのロゴをいじるのはOKが出なかったそうなんです。ただ、ストーリーや思いを伝えることでカタチになってよかったです」と、中田氏。

そのほかにも、アンライクリーの方でもその「u」を落とし込んだデザインを新たに製作。カットソーのバックプリントやキャップ側部の刺しゅうは強調し過ぎないようにあえて同色にするなど、細部までこだわりが詰まったアイテムに。

「BEAMS時代からお世話になっていて、いつかは恩返しとは思っていますが、いつも甘えてばかり。もっと力をつけて、ネペンテスの皆さんが喜んでくれるようなプレゼンができるチャンスを狙ってます」と、今後の取り組みも期待したいコメントが貰えた。
NEPENTHES × B:TOGETHER
最後に、無限のワンオフをコンセプトに掲げ、機能的かつ存在感のあるアクセサリーを生み出す「ビートゥギャザー」とのコラボアイテム。

ネペンテスのロゴが配されたパーツを組み合わせ、大阪の店舗カラーで仕上げたキーホルダーとナローロープを展開。

ROPE – 6inch ¥6600 ROPE – 6inch / Leather Mix ¥8800 NARROW ROPE ¥9900

「キーホルダータイプはインラインでも展開していましたが、パラコードだけのモノと経年変化も楽しめるレザーを取り入れたモノにしました。そして、新型のナローロープはスライダーパーツで長さ調節ができるので、ショルダーだけでなく、ネックレス、ウォレットチェーン、ベルト、ブレスレットなどマルチに使えるアイテムなんです」と、阿知波氏。

そんなアイテムはよく見ると、編み方が左右対称とアシンメトリー仕様で異なる2タイプを用意。別注カラーも含め、細かな部分でネペンテスらしさを表現した。

「今回のアニバーサリーパーティーに参加させてもらって思いましたが、大阪店ならではの勢いに圧倒されました。実際に来場者の方々に接客できて楽しかったですし、今後もネペンテスとサウス2 ウエスト8のそれぞれ個性を出せていけるとような取り組みを行なっていきたいですね」と意気込みを感じた。

そして、今回のキーマンであり、当日の進行や来場者の対応でフル稼働していた店長の加藤洋平氏を、パーティー終わり際にキャッチ。
「まず、ご愛顧いただいている皆さまのおかげで、ネペンテス 大阪15周年、ウーマン 5周年を迎えられたことに感謝を伝えたいです。ネペンテスは国内では、東京、福岡などにも店舗もありますが、大阪は弊社ブランドを取り扱ってくださる卸先も多いんです。同じ商品かもしれませんが、大阪店では1点1点じっくり見てもらえる環境づくりをスタッフ一同心がけているので、今後も継続していきたい。それが20、30周年へと続くと信じています」と、感謝の言葉とともに今後に向けて熱いコメントがいただけた。
日本国内でも独自のカルチャーを発信し、世界的な観光都市として人気を集める大阪でも、ネペンテスらしさは根付いているのが伺えた。
広い店内でフルラインナップを取扱うネペンテス 大阪。
最後に、今回の主役となったネペンテス 大阪、そしてネペンテス ウーマン 大阪を改めて紹介。


もともとは飲食店だった内装を活かし、カウンターをそのままディスプレイの棚に。オープンウインドウも季節によって表情を変え、白壁やロートアイアン扉、モザイクタイルなど、スパニッシュコロニアル様式を採用している。


また、公園が隣接することによって広い窓からは木々が見え、店舗前に置かれたシンボルツリーのチャメロプスなどの植栽からは、ブランドネームにも通じるものを感じることができる気持ちのいい空間になっている。


そんな店内にはネペンテスが展開する「ニードルズ」、「エンジニアド ガーメンツ」、「サウス2 ウエスト8」の最新コレクションが並ぶ。


ほかにも各種シューズやアクセサリー類、刺しゅうアーティストのSATOSHI SUZUKI氏のリメイクブランド「オタカラ NYC」、スタイリスト服部昌孝氏がディレクションする「紫電」もラインナップ。

続いて、がらりと外観の装いが変わるネペンテス ウーマン 大阪。レディースの専門店として5周年を迎えた同店は、ツバメをモチーフとしたステンドグラスとロゴを落とし込んだオリジナルタイルがまるで異国のような雰囲気を醸し出している外観。

店内は天井が高く開放感があり、サークル型の大きなシャンデリアとバッファローのオブジェでネペンテスらしい世界観を演出。


2022年の春夏シーズンより始動した「ロドリリオン」をはじめ、「ニードルズ」や「サウス2 ウエスト8」、ニューメキシコで買い付けてきたネイティブアメリカンのジュエリー、シューズや帽子などの小物類も充実。

また、こちらの店舗ではエントランスと内装にも使用しているタイルを販売。藍色をベースに「n」ロゴを落とし込んだスパニッシュスタイルの1枚は、お土産として購入するヒトも多いのだそう。
ともにネペンテスらしい提案を行いながら、時間をかけて服選びが楽しめる空間となっているので、ぜひ足を運んでほしい。
Photo/Shouta Kikuchi
NEPENTHES OSAKA
住所:〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-13-16
tel:06-6446-9882
open:11:30〜20:00
NEPENTHES WOMAN OSAKA
住所:〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-15-9
tel:06-6147-5586
open:11:30~20:00
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