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若者の発想が旅を変える! ハワイアイデアコンテスト最終審査で見えた新しいハワイの楽しみ方


日本人にとって特別な旅行先として長く愛されてきたハワイ。その魅力をあらためて若い世代の視点から捉え直す試みが、2025年12月4日に渋谷スクランブルスクエアにて開催された「ハワイアイデアコンテスト」である。主催したのはJCB・JAL・JTBの3社。いずれもハワイとの関係が深く、JCBは長年現地で優待や体験を提供し、JALは1954年に初めて国際線としてハワイへ飛んだ歴史を持ち、JTBは三世代旅行を含む幅広い顧客にハワイの魅力を届け続けてきた企業である。それぞれが抱く思いは異なりながらも、「若い世代がハワイに行きたくなるきっかけを生み出したい」という共通の願いが今回の企画を動かした。

最終審査会では、全国から選ばれた6チームの学生が登壇し、「ハワイをもっと身近に感じてもらう旅」をテーマに自由な発想でプレゼンテーションを披露した。文化体験型の提案から社会課題を踏まえた企画まで幅広いアプローチが並び、会場には驚きや感心の声が絶えなかった。若い世代が自らの視点でハワイを再定義していく熱気は、企業にも来場者にも新鮮な刺激を与えたように感じられた。

学生の創造力が拓く、次世代のハワイ観光

今回の「ハワイアイデアコンテスト」は、学生の創造力を起点に“旅行先としてのハワイの新たな魅力”を引き出すことを目的に行われた。会場となった渋谷スクランブルスクエア15階の「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」には、多様な背景を持つ学生たちが集まり、最終審査の熱気に包まれていた。

主催3社はそれぞれ、ハワイに長く関わってきた企業ならではの視点を持つ。JCBは「若い世代の創造力を生かし、新たなハワイの魅力を共に見つけたい」と語り、JALは「特別な地・ハワイへの感謝を胸に、若い世代が『ハワイに行きたい』と思うきっかけを生み出したい」と述べた。JTBもまた「学生の皆さんならではの視点で再発見し、次の時代につながる“新しいハワイの楽しみ方”を共に創造したい」と語った。

この3社が共通して掲げたのは、「若い世代とともに、ハワイの新しい価値を見つけたい」というシンプルだが力強い思いである。観光地として成熟したハワイだからこそ、若い世代の柔軟な発想が新しい視点をもたらす——その期待が今回のコンテストを支えていた。

自由な発想が会場を魅了した最終プレゼンテーション

最終審査に進んだのは、全国から寄せられた1000件以上の応募の中から選ばれた6チーム。テーマは「ハワイをもっと身近に感じてもらう旅」。学生たちは、自らの経験や関心をもとに、ハワイの文化、自然、社会課題、そして現地の人々とのつながりを軸にした提案を行った。

審査員席には、謎解きクリエイターの松丸亮吾さんと、モデルとしてZ世代から支持を得るなごみさんの姿があった。松丸さんは、学生たちのプレゼンに対し「1000以上の応募から残った自分たちのアイデアがいかに素晴らしいか自覚して、胸を張ってほしい!」と絶賛し、なごみさんも「若い世代の方々が感性で生み出すハワイの魅力は本当に幅広いなと感じました。等身大の視点から考えられることってこんなにたくさんあるんだなと新しい発見がありました」とコメントした。

プレゼン内容には、実際のハワイ文化体験を基盤にした企画や、現地の社会課題を取り入れたアイデアなど、学生ならではの柔軟な発想が光った。会場には驚きや感嘆の声が上がり、ただの観光アイデアに留まらない“新しい旅の価値”が随所に感じられた。

審査員も参戦した“即興アイデア対決”が会場を沸かす

最終審査会の後半には、特別企画として審査員の松丸さんとなごみさんが“即興アイデア対決”を行う一幕もあった。学生に負けじと自らのハワイ旅アイデアをプレゼンするというものだ。

松丸さんが提案したのは、謎解きをしながら観光スポットを巡る「ハワイに埋めた埋蔵金を探せ!謎解き宝探しツアー」。彼は「ハワイへの理解が深まれば深まるほど、正解に近づくものにしたい」と語り、ハワイの文化や歴史を遊びながら学べる旅を思い描いた。

一方、なごみさんは“食べる幸せ”をテーマに「Hawaii Food Trip」〜“おいしい”で笑顔になる旅〜を提案。「“ハワイでしか味わえない味”があるのではないかと思っています」と語り、五感で楽しむ体験型の旅を紹介した。

審査員の発表に会場は大盛り上がり。学生たちからも「まさか審査員の発表が見られるとは!」という声が上がり、審査会全体が温かな空気に包まれた。学生と審査員が“同じ目線で旅を語り合う”という構図が、このイベントの魅力を象徴していた。

優勝は「Team Campus Mile」若者の感性が光った新提案

栄えある優勝を手にしたのは、幼い頃からの友人同士という二人組「Team Campus Mile」。同チームは、ハワイの文化や自然を若者のライフスタイルと自然に結びつけるような企画を提案。現地の魅力をSNS発信や体験型企画として設計した点が評価された。

審査員からは「卒業旅行という大事な思い出となるものを、経験や体験で更に特別なものにするというコンセプトがよかった」「体験したことを拡散していくという視点に感銘を受けた」など、好意的なコメントが並んだ。また、学生が日常生活の中で社会貢献活動を通じてハワイを想起する点も高く評価されたのである。

優勝チームには賞金100万円、ハワイ旅行、そしてJCB・JAL・JTBと共同で“次のハワイ旅”を企画する権利が授与された。メンバーは「まさか過ぎて、緊張しています。一緒にハワイに行って楽しんできます!」と喜びを語るとともに、「誰かに対して海外旅行を前向きに捉えるきっかけをつくりたい」と今後の意気込みを示した。

若者の創造力が観光の未来を押し広げる

今回の「ハワイアイデアコンテスト」は、若い世代が自分たちの感性でハワイの魅力を再構築し、新しい旅の姿を提示した場であった。優勝チームのみならず、すべての学生がハワイという土地に向き合い、自分たちなりの視点で旅の価値を捉え直していた点が印象深い。主催3社が学生と共同で新たなプロジェクトを行うことで、これからのハワイ旅行はより身近で、自分ごととして考えられるものへと変化していくだろう。観光の未来は、企画そのものよりも、そこに関わる人々の視点によって形づくられる。今回の審査会が示したように、若い創造力は旅の可能性を無限に広げる力を持っている。ハワイをめぐる次の物語は、すでに学生たちの手によって動き始めているのである。

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