80年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男（市原隼人）と給食マニアの生徒による、どちらが給食を＜おいしく食べるか＞という闘いを描く人気学園グルメコメディーの最新作、『おいしい給食 炎の修学旅行』が公開になる。今作ではシリーズ初の青森岩手への修学旅行として学校外が舞台になるほか、「season1」のヒロインである御園ひとみ先生が6年ぶりにシリーズに帰還。演じる武田玲奈に話を聞いた。
――「おいしい給食」ファンのみなさんからすると、まさにおかえりなさいといったところですが、御園先生として戻られた感想はいかがですか。
6年ぶりにカムバックさせていただきました！「season 1」の時に出させていただきましたが、あれからたくさんの人たちにますます愛されている作品になっているなとわたし自身も感じていたんです。ようやくわたしも出られるという想いだったので、お話が来た時はとてもうれしかったです。
――「おいしい給食」が大きくなっていった反響をご存じだったのですね。
わたし自身も「おいしい給食」が大好きですし、いろいろな方に「わたしもファンなんです」と言われることも多かったんです。また出られたらいいなと思っていたので、本当にうれしいです。
――久々の御園ひとみ先生は以前とは異なり、ピリッとした雰囲気で登場しますよね。
「season 1」から年月が経っていますが、大元の部分は変わらないとは思うんです。でも、今回の学校は前回とは全然違う校風で、厳しい上司と学校だったから、そこにがっつり御園先生もハマッている、染まってしまっている感じですかね。その一方、何年も教師をやってきた自信や責任みたいなものも20代後半女性だからあるのかなと思い、そこは意識しました。
――市原さん演じる甘利田先生と久々に会った感想はいかがでしたか。
今回久々に再会して、甘利田先生を生で見て、こんな感じだったなあと思いましたし、あの頃よりももっともっとさらにパワーアップしているなとさらに感じました（笑）。
――ちなみに給食にまつわる思い出はありますか。
一番好きな給食はツナ混ぜご飯でした。地元は福島県いわき市なのですが、ツナとニンジンが混ざっているご飯が給食で出ていました。それがとても美味しくて人気があったので、毎回みんなお代わりをしていました。先日、地元の友だちの結婚式に行った時に、再現して出してくれてたんですよ。それをみんなで食べて、懐かしいなと思いました。
――今年芸能11年目で、去年は10周年で写真集も出されましたが、節目を意識したりしますか。
そんなに考えないタイプで、10年経ったのかという感じなんです（笑）。なので10年経ったから何か新しいことをしようということは特にないのですが、今は役を通していろいろな考え方や、いろいろな価値観に触れられることが楽しいです。役が考えていることを知ることが面白いんです。
――今回で言うと、御園ひとみ先生からは何か感じるものはありましたか。
そうですね。性格ではなくて20代後半の女性像という意味で、自分自身に近いものがあるなと思いました。
――次の10年に向けての抱負はいかがでしょうか。
細かく何歳までに何をするみたいな計画はないので、今よりもいろいろなことがよくなっていったらいいなあという感じです（笑）。ふんわりした感じです。俳優としては、その作品の中でちゃんと生きていることができればいいなと一番に思っています。役を演じることにはこれまでと変わりはないのですが、生きている女性になれていればいいなと思います。
――改めまして6年ぶりにシリーズに戻ってきたことなど、ファンの方に向けて一言いかがでしょうか。
本当にこれまでたくさんの方に言われたのですが、またこうして「おいしい給食」にカムバックすることができてうれしいです。ファンの方が「おいしい給食」を観ていたと言って下さったり、スタッフの方からも御園先生はいつ出るのかとおっしゃっていただいたりしていて、本当にみなさんのおかげでカムバックすることができましたので、うれしい思いでいっぱいです。ぜひ映画館で楽しんでいただければと思います。
『おいしい給食炎の修学旅行』
10月24日（金）新宿ピカデリーほか全国公開
出演：市原隼人武田玲奈田澤泰粋栄信田中佐季片桐仁いとうまい子赤座美代子六平直政高畑淳子小堺一機
監督：綾部真弥
配給：AMGエンタテインメント
Ⓒ2025「おいしい給食」製作委員会
